まず、私は精神科看護師をしていました。依存症に関しては様々な患者さんと接してきました。
でも、ぶっちゃければ、私も強めの「ゲーム依存」に陥っていた患者の一人だったな、ということを告白します。

全ての人に役立つ記事ではありませんが、一人でもゲームと正しく付き合えるようになってくれたらと、私の経験をもとに解説していきたいと思います。
この記事の目標
- ゲーム中毒や依存についての基礎知識を得る
- 自分のゲームとの関わり方を見直す
- ゲーム中毒になった場合の対策を知る
- 実際に私がやってみた実践方法をみてみる
ゲーム依存の問題を見つめ直すきっかけに
ゲーム依存の根底にある部分は「自己評価の低さ」があると言われています。ゲームをやめられない自分に苛立ちを感じているようであれば、さらに悪循環で「ゲームしかない人生」になってしまうかもしれません。

自分で検索してこの記事にたどり着いたのであれば、まだチャンスです。また、ご家族、子供のことで悩まれているようでしたら、記事と合わせて、医療機関などの第三者の意見や、ご本人の根源に抱えている課題について一緒に見つめてみると良いと思います。
ゲーム中毒とは
- ネット依存症
- インターネット依存症
- ゲーム障害
- ゲーム依存症
- 携帯依存症
- スマホ依存症
- インターネットゲーム障害
呼び名を変えて、いろいろ表現はあるものの、基本的には「依存症」の括りにあると思います。
ゲームにはまりやすい性質
ゲームにはまりやすい性質として、以下の特徴が挙げられています。
- 寂しい (現実世界に友だちが居ない)
- 現実世界でうまくいかない,コ ンプレックスを持っ ている,褒められたことがない
- 現実逃避傾向がある
- 1つ の物事に熱中しやすい
- 協力して1つのことを成し遂げるのが好き(オンラインゲームは協力プレイが基本なので)
- チームプレイにおいて義務感・責任感が強い
- 自己コントロール力(自制心)が弱い
- 対ストレス力が弱い
- 結果をじっくり待つことが苦手
- うつ病傾向、ADHD(注意欠陥多動性障害)
ソーシャルゲームにおけるユーザーの心理特性と課金行動の関連性について
ADHDは何かとはまりやすい
ADHDは、ASDと比べると多少社交性は保たれていることがあるので、一見普通です。ただ、この「のめり込む」「依存体質」に関しては耐性が恐ろしく低い。

これは集中力の調整がうまくできなかったり、これまでの生活歴から自己評価が低く「簡易に達成できる物事」としてゲームに安易にのめり込みやすいのが理由です。
私は過集中に陥りやすいのですが、「ゲームのことばかり考えてしまう」に意識が集中し始めると、周囲が見えなくなってしまい、仕事にも支障が出る可能性があったので危険な状態と言えました。
子供がゲームにはまりやすい環境
- 親の不在
- 子どもに無関心・放任(子どもがゲーム依存になると一転して過干渉になることもある)
- 親がゲーム好き
- 兄または姉がゲーム好き(逆に、自分がゲームにはまったために弟妹には禁止という例もある)
- 両親の離婚などがきっかけ
ゲーム依存と課金の知識
課金はオプション有料というフリーミアムモデル
課金をする場合、以下の要素になります。
- 機能や容量が増える
- 制限が解放される
- パッケージで料金がお得
- 限定コンテンツ
この辺りは「フリーミアム」というWebビジネスモデルが参考になります。
フリーミアムとは
フリーミアムというのは、「基本は無料」でありながら、必要時に課金してもらうことで収益を得る仕組みのことを言います。フリーとプレミアムを掛け合わせた造語ですね。

幅広いユーザーを掴み、そのうちの5%が課金をすることで収益化を図るビジネスモデルのことですね。
フリーミアムなソシャゲはほぼガチャ
ソシャゲをフリーミアムに当てはめるとこんな感じ。
- モンスターを取得できる数を制限して、有料オプションで枠を拡張
- スタミナでゲーム時間を制限し、有料オプションでスタミナ回復
- 経験値2倍となるオプション販売
- 強いキャラは課金
- 定額パックにしてプレミアムユーザーは有利なアイテム・システムを解放
みなさんご存知の通り、ソシャゲ収益のほとんどが廃課金ユーザーのガチャであることは有名ですね。
課金で「時間」は買えない罠
まず、私が自分自身を否定しておきますが、「課金で時間を買う」なんてことはありえません。

えっ、そうなの?
課金はさらなる束縛を産むだけ、という話。
オプションに「時間」があるように見える仕掛け
私が課金するときは、レベル上げの時間などがもったいない時に、一時的に経験値をブーストしたりして効率を最大化できるものに限局しています。

ただ、だんだん「じゃあ強いキャラをガチャで手に入れるのが一番じゃね」とか思い始めると、最強キャラを目指してガチャにも手を出したくなります。
お金をかけて「時間」も食いつぶすのがソシャゲモデル
まず、最大の間違いであるのが、課金は「時間」を買っているわけではないということです。確かに、一時的な強さを手に入れることができる場合が多いですが、最終的に課金者は「お金」だけではなく「時間」も失っています。
課金とアクセス時間の関係
ソーシャルゲームへのアクセス時間をみてもらえるとわかると思いますが、非課金者の方が短時間でゲームを終えているのに対して、課金者は隙間時間ではなく1日の大部分をゲームに費やしていることがわかります。

ソーシャルゲームにおけるユーザーの心理特性と課金行動の関連性について
協力プレイは「課金プレイ」の始まり
一人でできるゲームよりもソーシャル要素が強まると課金額は上がる
ソシャゲの怖いところは、「プレイヤー」になるために課金が必要になる場合があること。

この場合のプレイヤーというのは、最低限戦える戦力になれるユーザーのことだね。
強制されているわけではないのですが、「自分が足を引っ張ってるんじゃないか」と思うと、せめて役には立つように最低限のアイテムを揃えようとしたり。コミュニケーションを多くとる必要があるゲームの場合は、この「見えざる強制力」が強く働き、「みんな課金してるから」と自分の経済力に見合わない課金をしていることがあります。
ソーシャルゲームにおけるソーシャル機能、つまり、他の人とのコミュニケーショ ンによって課金の程度が違うことがわかった。他の人とのコミュニケーションや協働をゲームの 手段だと思っている人たちはより課金する傾向がある。つまり、ゲームを達成の場と考え、その ためのコミュニケーションをする人たちは、コミュニケーションを楽しむ人たちよりも課金が高い。
ソーシャルゲームにおけるユーザーの心理特性と課金行動の関連性について
ソシャゲ仲間は赤の他人
ソシャゲの仲間はただの他人です。

同じ死線をくぐり抜けた、戦友だよ!
はい、私も同感です。同感ですが、それを言い始めたら元も子もないので、話を進めます。
ログインが途絶えたら切れる人間関係
- 名前を知らない
- 連絡先を知らない
- ゲーム運営次第で強制終了
- アバターとして価値判断される

これくらいの人間関係が心地よいとも言える。
戦友は同じゲーム依存者
ソシャゲの場合、心寂しさをお互いに埋め合う「共依存」となっている可能性があります。
自分がゲームをやめることが、仲間のゲーム依存を救う可能性もある、と考えることも大事と言えます。
リアルを犠牲にしても戦友なら親友
私はリアルもネットも人間関係に優劣がつけられるものではないなぁ、と思っています。ただ、ゲームに依存して経済的にも身体的にも精神的にも苦しい状況にいる場合は、「このゲームは、この仲間たちは自分の人生を投げ打ってでも助けたい戦友だろうか」と立ち止まって考えてみることは大事なのかな、と思います。
依存から抜け出すきっかけ
依存から抜け出すきっかけとなった事例です。
- 現実世界での人間関係の充実
- 現実世界での危機
- ゲームに飽きる
- ゲーム会社の策略にはまっていることに気づく
- ゲーム仲間と喧嘩
社会問題としての「ゲーム依存」
色々な側面からごちゃごちゃに報道されて「ゲームやばい」みたいな論調もみられる中、社会問題としての「ゲーム依存」「課金依存」について調べてみました。
社会の問題意識は高い
8月末、厚生労働省から発表された「中高生のネット依存の実態調査」では、衝撃的なデータが示された。調査によると、病的なインターネット依存が疑われる中高生の数は全国推計93万人。この5年間で倍増している。さらに依存までは至らないものの、過剰使用の疑いがある段階の人は161万人近くとされ、潜在的には実に250万人以上に問題があることが明らかになったばかりだ。
https://friday.kodansha.co.jp/article/16338
治療法はまだエビデンスに乏しい
社会的に問題意識が高まってきたのは感じるところですが、実際の治療法についてはまだ確立されていないというのが現状です。

私は精神科領域としてみていますが、神経発達的な側面や、児童・社会心理的な課題も含まれています。ひとつ言えることは、社会的なサポートが必要だということですね。
他国のゲーム依存対策
中国
- 防止システムを実施
- 身分確認:身分証番号の使用が義務化
- 時間制限:子どもにオンラインゲームをさせる時間を3時間と決め、3時間を超えるとポイントが半減、5時間を超えるとポイントが全て消える
韓国
- 2009年、オンラインプレー規則に「時間制限」「身分確認」が定められる。
- 未成年者は博打、成人ゲームへの参加が禁止。長時間やるほど楽しさが減るシステムの導入(の予定)
日本
具体的に「ゲーム中毒」としての対策は明示されていない。ですが、依存症関連では様々なサポートがあります。
サポート関連
NIP
久里浜医療センターでは、NIP(New Identity Program)という独自のプログラムも実施している。運動や作業に取り組むなど、ゲームから離れた環境で一定時間を過ごすことで他者とのコミュニケーションを学ぶ。
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO38871560T11C18A2000000/
WHO
ゲームをする時間や頻度などを自分で制御できない▽日常の関心事や日々の活動よりゲームを優先▽日常生活に支障をきたしてもゲームを続ける――、こうした状態が12カ月(重症ならより短期間)続くとゲーム障害と診断する
https://www.asahi.com/articles/ASM5V3PX6M5VULBJ004.html
脳への影響
依存症が脳へ直接影響を及ぼしているのは有名な話。ゲーム依存も同様に、思考に大きな影響を及ぼす可能性が示唆されています。
テレビゲームのやり過ぎで精神的な問題を起こしている若者や、過労のシステムエンジニア、認知症患者の脳波を測ったところ、いずれも、前頭前野の活動が極めて低下していました。前頭前野は、思考や創造性などを司る理性の脳です。
https://www.yakult.co.jp/healthist/222/img/pdf/p20_25.pdf
ゲーム依存の対策
最初に考えるべきは「治療」適応するか否か
まず、これら依存症は医療の治療を行うべきものがあります。精神科看護に携わってきたものからすると、治療のは限界はあるものの自分一人で問題を抱えて得することは一つもない、ということです。
自分で解決する難易度はかなり高い
先に書いておきますが、依存症関連は自分一人で脱することは、かなり難しいことだと思ってください。もし、「でもまだ自分で引き返せると思う」という場所に立っているのであれば、かなり強い覚悟で取り組むべきです。
課金を抑えるためにできること
可視化、グラフ化する
これは自分に衝撃を与えることを目的としています。課金額を把握していてなおやめられない場合はあまり効果が期待できません。
家計簿アプリを利用する
家計簿アプリを利用すると、全ての支払い履歴が勝手にグラフ化されるのでおすすめです。また、クレジットカードの支払いも随時更新されるので、今月どれくらい使ったかな、というのが一目でわかるようになります。

グラフで見ることができるので、だんだん課金に歯止めが効かなくなっていく様がよくわかるよ。ここで、一度冷静になれると、自分で対策をとることができる人、ということになります。
クレジットカード課金はしない
私は課金するときは、ほとんど何も考えずに課金します。しかし、クレジットカードの請求を見ると愕然とすることがあるんですよね。
クレジットカードは使用している感覚がない、とはよく言いますが、私の場合はそもそも現金を持ち合わせていないので、クレジットカードで支払うのが一番スマートなんですよね。
ただ、こと課金になると、使用するのは一瞬、熱くなるとお金を使用している感覚はほとんどないので、明らかに課金額が多くなってきている場合はクレジット支払いをやめる設定にしておくべきです。
iPhoneの場合のクレジットカード支払いをやめる方法
iPhoneの場合は「設定」の「ユーザー名」から支払い方法を変更することができます。
- 設定画面へ移動
- ID名が書いてある項目をタップ
- 「支払いと配送方法」をタップ
- クレジットカード情報をタップ
- 削除をタップ
課金したお金は世界もあなたも救わない
紹介した論文にもありましたが、「運営の手先となって毎日働いて得たお金を納金している」自分を冷静に見つめなおすことができれば、ゲーム依存から脱出できる思考回路が復活する可能性があります。

カルト宗教のお布施とほとんど変わらない構造だよね。
また、チームバトルで協力している場合なんかも、「あれ、この人たちのために、自分がお金や時間をかけて戦う意味は本当にあるのだろうか」というところも考えることができるといいですね。
絶対に勝てないことを自覚する
超トップランカー(1位)以外の人に有効な手立てですが、まず、悟りましょう。

どれだけ時間をかけようが、お金をかけようが、ランキング系のイベントは絶対に勝てません。
勝てない仕組みになっている
というより、競わせることで課金させる仕組みになっているのですから、課金するタイミングはみんな一緒。あなたが強くなれば周囲も強くなる、勝てなくなれば課金や時間を浪費して勝てるように頑張る、周囲も同じ努力をする。

ブラウンダストなんかやってると、1ヶ月ごとに強化アイテムが手に入るけど、結局、みんな手に入れるからランキングは微動だにしないわけなんだよね。
これに関しては、本当に時間とお金は浪費コースに入っているので気がついた時点で脱ゲームするか、無課金プレイでゴールを変えるか対策を早々にとるべきです。
脱落するわけではない
一応補足しておきますが、仮に何ヶ月かやめたところで、ゲームから脱落する、わけでもありません。

というのも、新規プレイヤーを掴むために、ゲームはじんわりとインフレしていきます。何ヶ月かやめても、何ヶ月後かに登場するであろうアイテムやキャラクターを手に入れれば追いつくことができるようになっています。
この辺りは運営の手腕次第なので一概に言えることではありませんが、経営のうまい運営であればヘイトを集めない程度にインフレさせるので、何年ブランクを開けても復帰できます。

だから、というわけでもありませんが、一度ゲームから離れる期間を作ってみるといいですよ!
プレイスタイルを変更する
これが現実的な手法です。
- ゲーム時間を減らす
- 課金プレイはやめてのんびり楽しむ
- 1週間でも1ヶ月でもゲームから離れる期間を適宜設ける
- 数日、スマホを家に置いて旅に出る
具体的な対策
- ゲーム時間を可視化(iOSなら簡単にできます)
- 1時間経ったらその日はもうゲームはしない
- ゲームアプリを立ち上げない設定を取り入れる
スクリーンタイムの導入
iOSはユーザーフレンドリーなので、ゲーム中毒の対策もしっかりとってくれています。スクリーンタイムでできることは以下の通り。
- App内課金の制限
- ダウンロード制限
- 家族のアカウント管理
- アプリの仕様時間制限
- GameCenterの使用制限
ゲームセンターの機能制限
最近のゲームアプリは、セーブデータにGameCenterを利用しているものがあります。ここの制限をかけるという手もあります。
- マルチプレイヤー:マルチプレイヤーゲームをプレイできないように制限します。
- 友達を追加:友達を Game Center に追加できないように制限します。
- 画面収録:画面や音声の収録機能を使えないように制限します。
https://support.apple.com/ja-jp/HT201304
「依存症であることを認める」ステップ
これができる人は、実は依存症手前くらいの人までで、依存症になると「依存症であることを認めない」という言動が見られるようになります。

「ゲームをすることを隠すようになる」、「やっていてもやっていないと嘘をつく」などが典型的な依存症患者の言動です。
2種類の依存症
物質依存
- アルコール
- 薬物
プロセス依存
- ギャンブル
- 人間関係
- ゲーム
- 買い物
- 万引き
完全にゲーム断ちするなら
他のゲームで代替する
これは精神的ハードルの少ないもの。ただ、ミイラ取りがミイラになる可能性は多分にあります。スマホアプリに関しては課金要素が強いので、他に夢中になれるもので補うのが一番手がかりがつかみやすいです。

これはあくまでもゴールではなく心理的負担の少ない、いわば最初のステップです。依存的なゲームと距離を置くための手法なので、「一時的でも該当ゲームをやめた」という成功体験を作ることが目的です。
私の場合はブログ
私はずいぶん長い間、ゲーム依存でした。ほんと、隙間時間があればゲームしてました。私ののめり込みやすい性質による部分も大きかったので、全てのひとが同じような解決法を使えるとも思いませんが、誰かのためにはなると思うので。

別の何かに打ち込むことは防衛機制では昇華という良い発散方法です
ゲームは情熱の隙間を埋める代替手段でしかない
私の場合は、そもそも何でゲームしてたかというと、人生に絶望していたからなんですよね。絶望だと言葉が強すぎるかもしれませんが、就職を機に悟ってしまったのが、「あー、もうこのまま夢も何もかも叶わぬまま人生が終わるんだな」ということでした。だから、何かに頑張ったりするのはもう無駄だから、ゲームなどの世界に逃げて時間が過ぎるのを待つだけ、みたいな感じでした。

これは、今考えるとすごくもったいなかったのですが、少なくとも何も考えないで済むし、ラクな時間ではありました。
一度やめられれば次のステップに進める
なんにせよ、大事なのは「ゲーム以外に熱中できるものを見つける」のが大事ということです。ゲームだって適度に遊べば悪いものではないので、その距離感を掴むための「一時的な離脱」を目指しましょう。
手っ取り早いのはアンインストール
最近はCloudの方でセーブデータは保存されてたりして、アンインストールくらいではゲーム断ちできなくなってしまいました。それでも、一度アンインストールすると心は少しスッキリします。
やめたほうが気持ちがいい
辞めるまではすごく不安ですが、ゲーム断ちすると、不思議と満たされた気持ちになります。休憩時間に何も考えずにお茶でも飲んでると、「あー、今までこんな隙間時間までゲームしてたんだな」って思うんですよね。
得られた時間でできることを書き出す
割と効果的なのは、「ゲームを止めることで、何ができるようになるか」を書き出すことです。
マインドマップのようなツリー状にして、ひたすら書き続けてみると、自分のゴールが再発見できたり、「俺、こんなにゲームやめたいんじゃん」と知らない自分に気がつくことができたりします。
失われたお金でできること
正確に言えば、これから失われるだろうお金に関しては「得られるお金」として、好きなものを買ってみることを想像するのも楽しいですけどね。

重症例だと、好きなもの買って、ないお金で課金もするから、その場合は本当に一度病院行こう。生活を脅かしたら治療もあり。
依存症の治療
根本的な問題を見つめ直す
ゲーム依存は、他の依存症と同様に、根本に「ゲーム」とは違う問題が潜んでいる場合があります。この根本的な課題が解決されない限り、同じような状況「例えば自分の価値を見失う」など、依存に陥ったきっかけが会った時に、また何かしらの依存に走る可能性があります。
自尊心を高める
依存の根底には、「脆弱な自己評価」があると言われています。治療の最終的なゴールは「自分らしく過ごすにはどうしたらいいか」から、「自信を持って生活できるようになること」だと考えられます。
ただゲームを止めるだけではなくて、ゲームをやめたことで得られた時間で、より自分らしく過ごす方法を見つけ、自分に自信を持つことが大事ですね。
ネット依存症のチェック表
https://www.yakult.co.jp/healthist/222/img/pdf/p20_25.pdf
- 気がつくと思っていたより、長い時間インターネットをしていることがありますか。
- インターネットをする時間を増やすために、家庭での仕事や役割をおろそかにすることがありますか。
- 配偶者や友人と過ごすよりも、インターネットを選ぶことがありますか。
- インターネットで新しい仲間を作ることがありますか。
- インターネットをしている時間が長いと周りの人から文句を言われたことがありますか。
- インターネットをしている時間が長くて、学校の成績や学業に支障をきたすことがありますか。
- 他にやらなければならないことがあっても、まず先に電子メールをチェックすることがありますか。
- インターネットのために、仕事の能率や成果が下がったことがありますか。
- 人にインターネットで何をしているのか聞かれたとき防御的になったり、隠そうとしたことがどれくらいありますか。
- 日々の生活の心配事から心をそらすためにインターネットで心を鎮めることがありますか。
- 次にインターネットをするときのことを考えている自分に気がつくことがありますか。
- インターネットの無い生活は、退屈でむなしく、つまらないものだろうと恐ろしく思うことがありますか。
- インターネットをしている最中に誰かに邪魔をされると、いらいらしたり、怒ったり、大声を出したりすることがありますか。
- 睡眠時間をけずって、深夜までインターネットをすることがありますか。
- インターネットをしていないときでもインターネットのことばかり考えていたり、インターネットをしているところを空想したりすることはありますか。
- インターネットをしているとき「あと数分だけ」と言っている自分に気がつくことがありますか。
- インターネットをする時間を減らそうとしても、できないことがありますか。
- インターネットをしていた時間の長さを隠そうとすることがありますか。
- 誰かと外出するより、インターネットを選ぶことがありますか。
- インターネットをしていないと憂うつになったり、いらいらしたりしても、再開すると嫌な気持ちが消えてしまうことがありますか。
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