ドライブレコーダーは今までAPEMANという中華製の物を使っていました。

同じものでも良かったのですが、完全にブログのネタのためだけに、妻のドライブレコーダーも「なんかネタになりそうなちょうどいいブランドで頼む」ということで、JAPAN AVEのGT65という機体を買ってもらいました。

もっと、知ってるところがいいよぉ

私のような弱小ブログは、世に知られていない微妙なあたりをつかないと、検索すらされないのだよ。。。
というわけで、張り切ってレビューしていきます。
JAPAN AVE.の製品は大丈夫か

まずは、根本的なところから。

買って大丈夫なメーカーなの?
その疑問にお答えします。
公式HPあります
すごく大事なことです。日本語に対応した公式ホームページが存在します。

当たり前でしょ?
いやいや、これがAmazonのノーブランド品は、ガチでどこが作ってるかすらわからないことがあるから、作っている、あるいは販売している会社の情報だけで結構安心するもんです。
看板だけ日本のふりして中国の会社では?
最近、この手のやり口を結構見かけます。「日本の公式ブランド風の会社名にして、実は海外の会社でした」ということが。日本支社だけそれらしい名前にして製造・運営はアジア諸国、とか。

JAPAN AVE.に関しては、公式HPがあるので、情報は手に入りそうです。
親会社はマレーシアの貿易会社
PHILGROW INT’L INC.というところが運営している会社のようです。調べてみたら、マレーシアの貿易会社でした。リンクを貼っていたのですが、更新時に確認してみたら利用不可となっていました。
所在地が物流センター
すでになんかツッコミどころが満載ですが、物流センターに所在地がありました。

もう少し掘り進めてみます。
運営責任者
珍しい苗字だったので、なにかしら情報が見つかりそうです。
商標登録に名前が
[商願2018-105862]
— 商標速報bot (@trademark_bot) September 9, 2018
商標:[画像] /
出願人:八ツ藤 笙太 /
出願日:2018年8月8日 /
区分:9(FMトランスミッター,ドライブレコーダー,スマートフォン用ホルダー,タブレット用ホルダー,カーチャージャー,ハンディクリーナー,ジャンプスターター,車載アクセ… pic.twitter.com/f7FPAmtpOW
ちゃんと、商標登録の出願はされていたようです。
アプリは中国製
Japan Ave.の製品は、Lucky Camというアプリで、ドライブレコーダーで録画した動画を無線(WiFi)経由でスマホに飛ばして視聴することができます。
ほうら漢字だらけのアプリだよ

ここのディベロッパーがChangShung Lvとなっています。おそらく、チャンさんだと思うので、中華系に由来する名前のディベロッパーかと推測します。

マレーシアなのか、中国なのか、中華系のマレーシアなのか。
アプリのバージョンは更新されている
アプリは数カ月ごとに更新されており、「実体のないアプリ」ということはなさそうです。
更新されていないアプリを使用することは、セキュリティ的にはかなり問題です。また、アプリの皮だけあればそれらしく見える場合は、維持コストもあるので放置されがち。更新はそれなりのタイミングでは行われているので、この点はいい情報でした。
日本語も対応している

結局、大丈夫なの?
正直なところ、大丈夫かどうかはなんとも言えないところですが、使用している上では今のところ製品の不具合はないですし、画像もしっかり撮れています。
アプリは落ちることはあるようですが、転送作業自体は大丈夫でした。
おそらく会社規模での大きな転売稼業
中国製のドライブレコーダーを、マレーシアの貿易会社が大量購入し、日本の販売支社として八ツ藤さんが登録した会社で「JapanAve.」のブランドをつけて販売している、という感じでしょうか。中国製の元値はずっと安いため、利益は出ているはず。
中華製で溢れかえるAmazonの中では「Japanってついてるし安心じゃね?」といった顧客層が、他の中華製よりも少し高くても買っちゃう心理を利用して販売しているのだと思います。

私もそうでしたし。
中華製と比べるとどうなの?
というわけで、あくまでも私の考察でしかありませんので、買われる際の参考程度にしていただければいいと思いますが、個人的には中身が一緒なら普通に中国の安いやつ買ったほうがいいんじゃね? という感じはします。看板付け替えて、中身は一緒というパターンなら、ということですが。
個人輸入物にしてはしっかりパッケージングされている
また、個人輸入で稼げるのが今の時代、中国から輸入しただけのものを転売して儲ける手法もあります。しかし、JAPAN AVE.に関しては、少なくとも「日本製の商品」として売り出すために、説明書や外装(箱)なんかは丁寧な作業を感じました。
一瞬、「アプリだけ外注?」という気もしましたが、それにしては詰めが甘いし、ドラレコ本体のメニュー画面に散見されるフォントの違和感が拭えないので、工程のほとんどは中国本土で終わっていると考えるのが妥当かな、と思います。

だから悪い、とかそういうわけではないのであしからず。考えようによっては、一流メーカーだって同じ手法なわけですから。
少なくとも説明書は丁寧

しかし、割と感心するところがあって、説明書はしっかり全編日本語です。
後方リアカメラも別売りですが、これにもちゃんと説明書が入っています。
先述の通り、私は中華製のAPEMANというドラレコを使っていますが、説明書は気を抜いたのか誤訳は多いし変換ミスもある。
この辺りに不安や苛立ちを感じる方なら、JAPAN AVE.は安心して購入できると思います。
JAPAN AVE.GT65レビュー

さてさて、前置きが長いのが当サイトの特徴ですが、「まぁなんだかよくわからんけど買った人がいるなら大丈夫か」という気持ちで気楽に読んでいただければ幸いです。
ディスプレイは問題なく稼働
当たり前っちゃ当たり前ですが、ディスプレイは問題なく表示されました。

画質
LED信号も当方で確認したところでは、色の識別は可能でした。ナンバープレートもよく見えます。夜間では距離にもよりますが、少なくとも衝突するような距離まで近づいた車に関しては識別できるくらいには鮮明でした。
操作性

フォントに若干の中華フォントが混じるくらいで、操作していて問題はありません。
ボタンは5つ、ディスプレイの下部に配置されています。とりわけ、難解な設定を必要とする製品ではないため、多くの人は「とりあえず装着さえできれば問題ない」と思います。
設置に関しては一考あり
設置に関しては、取り付ける車との相性もありますので、「必ずしも悪い」というものではありません。参考程度の情報です。
筐体が大きすぎて視界には入る
難点としては、ディスプレイ画面が大きい上に、吸盤も割と大きめなため、接着位置からぶら下がってカメラの場所はやや低めになってしまい、かつ筐体が大きいため視界にディスプレイが入ってきます。
ドライブレコーダーの取り付け位置は、「道路運送車両の保安基準(第39条)」で、以下のように定められている。「道路及び交通状況に係る情報の入手のためのカメラ」=ドライブレコーダーは、「ガラス開口部の実長の20%以内の範囲」または「車室内後写鏡により遮へいされる前面ガラスの範囲」に取り付ける場所が規定されている。
https://www.webcartop.jp/2017/12/183283
というわけで、バックミラーに重なって運転中に見えないようにして、かつフロントガラスの上部20%以内の場所につけろよ、ということです。かなり、ギリギリです。
ディスプレイは大きく感じる
ちなみに、ディスプレイが大型ということで、人によっては「よく見えていい」という方もいると思います。私はドラレコのディスプレイで何かを確認することはないので、小さければ小さいほうがいいというように考えています。
リアカメラは取り付けにくい
当方、トヨタ、ダイハツのRoomy兄弟を愛車としているのですが、GT65のリアカメラは、ボックス(ワゴン)タイプの後方ガラスへの取り付けはできません。外部のナンバープレート部分への取り付けがオススメされていますが、外側にカメラが出ることを嫌った妻は、チャイルドシート用のシートベルトが出ている出っ張りに取り付けました。
視認性は悪いのですが、自分が止まっているときに相手が衝突してきたときの証拠にはなりそうです。
吸盤はよくくっつく
吸盤は経年劣化と季節(温度)でくっつき方が変わるので一概には言えないところはありますが。

しかし、Apemanの吸盤に比べれば格段に付きがいいですね。

ただ、先ほども申し上げた通り、このホルダー自体のサイズも大きく感じるため、ドライブレコーダーの設置位置は「思ったよりも1.5倍くらい下になる」ということだけ覚えておいてください。
GT65スペック表
スペック | GT65 |
画質 | SuperHD – 2880×2160 24fps |
対角レンズ | 150° |
ディスプレイサイズ | 2.4inch |
スマートコネクション | カーナビ、ETCへの干渉軽減 |
画素数 | 400万 |
動体検知 | 対応 |
駐車監視機能 | 対応 |
夜間撮影 | 高精細6層レンズで対応 |
日本語対応 | 説明書は日本語 |
保証 | 1年間 |
アプリ | LuckyCum |
ビュワー | 外部ソフトで対応 |
メモリ | microSDカード(32GBまで) |
公式HPにはスペック表などなく、そのままアマゾンの商品ページに飛ばされます。Amazon商品ページには情報量が多いようですが、実際には同じ内容のものを3回ほど繰り返しているだけです。
GT65のリアカメラは買うべきか

さて、別売りのリアカメラを購入することで、後方撮影にも対応するのがGT65の特徴です。
でも、本当に必要なのか疑問も残るので、考察してみました。
本当にリアカメラは必要?
妻が昨今のあおり運転に対しての「リアカメラ」が欲しい、と言っていたのですが、個人的には「フロント(メイン)だけで十分証拠になる」と考えています。

前方の映像さえあれば、「自責の事故かどうかの情報としては十分」だと思うからです。
だからいらないんじゃない、とも思ったのですが、リアカメラを取り付けたことがなかったので好奇心があって買ってみました。
無駄ということはない
いらねぇんじゃねぇの、と言っておきながらなんですが、リアカメラが無駄になることはありません。
客観性が増す
ドライブレコーダーの映像は、データであるため比較的簡易に修正が可能です。
ただ、良い画質ほど修正は難しく、さらに動画となれば難易度が増すため、それだけでしっかりとした証拠とすることはできます。
さらに、リアカメラを増設することで、メインカメラと異なる視覚からの情報が足されることで、情報の信頼性が増すため、これから動画修正もしやすくなることを考えると、しっかりとした証拠として保持するためには必要と考えていいでしょう。
モックでも意味がある
リアカメラをあえてわかりやすいところに取り付けて、かつステッカーで「ドラレコ搭載、撮影中」と示すだけで煽り運転の被害者となることを予防することができます。
煽り運転の予防効果
基本的に、あおり運転をする人は心理学的観点からメンタルに弱さがある場合が高く、いわゆる虚勢を張っているだけです。
このようなステッカーを見ただけで頭の中で「この車を対象としない言い訳」を考えて「まぁ今回は許してやるか」とか言って避けることがあります。
正直、人によるよね
ただ、ガチの精神疾患を持っている方の場合は、「撮影」→「盗撮」と単語から連想されて被害妄想が発展して執拗な攻撃の対象となる可能性は否定できませんが、確率としては低いと思います。
機能性の向上
バックモニターがわりに
古い車種や、バックモニターをつけていない車の場合は、リアカメラがバックモニターがわりになります。

でも、視野は狭くディスプレイの再現と運転の時差ギャップで過信するとかえって危ない場面もあります。「人がいないことを確認する」程度の使い方しかできないけどね。
リアカメラのデメリット
続きまして、リアカメラを取り付けることによるデメリットです。
データ容量の圧迫
当然ながら、リアカメラをつけることでデータ容量は2倍になるので、32GBくらいのSDカードならすぐに容量いっぱいになります。
自動で書き換えしてくれますが、書き込みと削除を繰り返すとSDカード自体の劣化を招くことになります。

とはいえ、車の中というだけで電子機器にとっては劣悪な環境なので、遅かれ早かれ期間を決めて定期的に交換するのが一番ですけどね。
自動で低画質化
ちなみに、GT65の場合、後方リアカメラをつなげることで、自動的に動画解像度を1920×1080P(30fps)に切り替えます。また、後方カメラに至っては、VGA(640×480P)まで低下します。高画質な画像を撮影したい場合は、GT65を2台用意する必要があります。(買う人おる?)
録画エラーのリスクが増える
また、意外と多いのが「録画されていない」ミスです。

私(夫)が使っているエイプマンはたまにやらかします。気づいたら勝手に録画をやめたりしててね。
故障原因はソフトウェア側でもハードウェア側でも起こりうるのですが、要は原因が増えると当然「録画されない可能性も上がる」というだけの話です。
取り付けが面倒
私個人のデメリットですが、妻が購入して妻が使用する車であっても、取り付けるのは旦那の仕事です。正直、ブログなんてやってなかったらやろうとも思わないくらいには面倒です。

今回紹介するのは、そんな面倒くさがりの私が、なるべく作業工程をすっ飛ばし、かつ配線はしっかり隠す方法です。
リアカメラの取り付け方

GT65のリアカメラを取り付けていこうと思います。
フロント(メイン)カメラを取り付ける
フロントカメラについては、APEMANのドラレコを自分で取り付けた方法と大差ないので、そちらをご参照ください。

設置位置を確認するためにも、先にメインカメラを設置しておかなければいけません。
配線を通していく
配線はこだわればこだわるほど「見えなく」できますが、同時に「面倒」にもなります。
取り付け位置の注意点として、法律で決まっていることをお話ししましたが、仮に車検に通らない場所につけていると取り外す必要があるので、こう言った自分で取り付けるタイプのドラレコは取り付けで頑張りすぎないことも大切です。

ドラレコは4年程度使用すれば上等な消耗品ですからね
ドアレールのゴムを外す
これは、アイスクリームのスプーン見たいなヘラがあると簡単に取れます。普通に手で引っ張っても取れます。これを取っ払うと少し隙間があるのでそこにコードを通していきます。
室内はピラーとの間
だいたい5ドアの車だと思うので、途中、一度室内に戻ると思いますが、室内でもプラスチック(ピラー)の部分と天井の間に滑り込ませることでコードは見えなくなります。
バックライトから電源を取る
今回はこの作業は割愛しました。バックライトから電源を取ることで、撮影時のLED点灯機能や、バック時に補助線が出る機能が使えます。
バックライト電源を取るデメリット
我が家は車内取り付けにしたので、LEDが点灯することで後方窓に光の写り込みが入ることを嫌って電源は取らないことにしました。その代わり、電源をメインカメラから撮ることになり、メインカメラ含めて経年劣化の速度を速めるデメリットもあります。

まぁ、それほど高いものではないしね。
後方窓に取り付ける場合
取り付けられれば蛇腹(ブッシュ)を通す手も
私は手間に対して得られる効果が薄いと感じやめましたが、配線をうまく通すことで後方窓への取り付けも可能です。また、ナンバープレート(外)側に取り付ける場合も、後方ドアとの連結部分にある蛇腹(ブッシュ)の中に通す手もあります。

ブッシュの中は純正のバックモニターの配線なんかも入っているから、下手に傷つけるよりは取り外しのしやすい配線にしておいたよ。君の、安全のためにね(手抜き)
ドラレコに関しては消耗品と考えているので、こんな感じで30分程度の作業時間で簡単に取り付けることができます。
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