バンボは「離乳食デビュー」にはとても良い育児アイテムでした。
しかし、食事の介助をすることを考えると「長続きしない」ので、購入する場合は「バンボはこういうものだから割り切って考えようぜ」という、まさにこの点だけは知っておいてもらいたい。
バンボについての基礎知識
まずは、バンボについて知っておきたいことをハイライトでご紹介。
バンボとは
ベビーソファの代名詞とも言えるバンボは、南アフリカで生まれ、世界各国のパパ、ママに愛されている商品です。その特徴は、適度な柔らかさとお尻がすっぽりとはまり込む形です。
ポリウレタン樹脂でできており、触った感じはプニプニとしています。
バンボの商品展開
バンボは会社名。今回紹介しているのは、バンボ社のベビーソファです。
プレイトレイ
プレイトレイは、離乳食を考えているのであれば必須の付属品です。
ステップスツール
トイレトレーニングの際に使える踏み台。バンボである必要性は見つけられなかった。
トイレトレーナー
ベビーソファと同じ素材なので、バンボベビーソファで慣れた赤ちゃんなら、尻馴染み感(?)は半端ない。
マルチシート
後ほど紹介しますが、バンボは使用期限が短い。もっとバンボを長く楽しむなら、「椅子に取り付けられる」バンボもあります。
使用開始時期の目安
バンボは首さえ座れば使用することができるので、およそ生後3ヶ月くらいと考えていただければ良いかと思います。腰が座る練習にも使えますが、長時間の使用は赤ちゃんの負担にもつながります。ゆっくりと数分間のお試しから開始するのがいいですね。
使用期限の目安
1歳ごろまでとされているバンボ。でも、実際のところ、だいたい太ももがつまり始めるので場合によってはもっと短く考えてもいいと思います。
対象月齢:首が据わる時期から14ヶ月頃まで
適応体重:約10kgまで(ほとんどは1歳過ぎまで)
成長に合わせて長く使いたいというお客様にはバンボ(Bumbo)マルチシートがお勧め。生後6ヶ月から36ヶ月ごろまでと長く使えます。
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痩せ型でも太ももはきつい
赤ちゃんの時って、得意な動きによって体型が左右されるんですよね。動きが足りなくてむっちりむくみっぽくなったり、動き出したと思ったらほっそりしてきたり。こればかりは実際に試してみるのが一番ですね。
動けるようになるとバンボみて泣く
バンボは、やはり抑制感が強いアイテム。なので、ハイハイやタッチを習得すると、バンボ見ると逃げ出します(うちの子)。つまり、太ももムチムチ以外にも、「バンボ卒業シーン」は思ったよりも早いということです。
長く使うなら「マルチシート」
とは言ったものの、バンボの形状的なところを考えると、「バンボ」を長く使うことよりも、成長に合わせてどのように普通の椅子に移行していくか、を考えた方が良さそうです。
バンボを使用するシーン
では、実際に使っていた体験から、「こんな時にバンボがあると便利」についてお伝えしていきたいと思います。
使用シーンをリストアップ
- 首が座って体を起こす時間を作りたい
- ハイハイを抑制したい時
- 離乳食開始時期
- 外食時の小上がり
離乳食の開始におすすめする理由
しっかり座れるベビーソファとして人気なBumbo。ちょうど離乳食を開始時期と重なることから「離乳食用のベビーチェア」としても注目されています。
テーブル付き
別売りですが、トレイを取り付けることができます。「離乳食におすすめ」というのは、赤ちゃんが安定した姿勢で、目の前の食事に集中できるからですね。
簡単に洗える、わけでもない
プレイ用のテーブルが別売りで取り付けることが可能なわけですが、いまいちこれのつけ方のコツをつかむことができません。また、テーブルはそれほど洗いやすい形状ではないので、「テーブル付きでおすすめ」とは言い難いところですね。
サイズは大きめだが持ち運べなくもない
コンパクト、と紹介されているところもありますが、個人的には大きく感じます。ですが、重たい素材ではないので持ち運ぶことはできます。
旅行や帰省時には持参しても良い
バンボは、椅子にセッティングすることもできますが、私個人としては、やはり床置きでその「安定感」を存分に発揮する場面での使用をおすすめします。というか、じいちゃんばあちゃんに顔見せに行った時、和室なんですよ。そんな時、バンボがあると適度にハイハイガードしながら、一緒に食事を楽しむことができます。
ハイチェアとの使い分けも良い
最終的に、「一緒にご飯食べる」にはハイチェアに切り替える必要があったので、バンボは実質数ヶ月の出番でした。(ただし、実家に置いてあるので使用回数は少ないけど出番がないわけではない)

参加しないといけないお食事会なんかの時に、バンボがあると場所を選ばず便利です。使用し終えたバンボがある方は、ぜひ、小上がりの定食屋なんかにそっと寄付しておくことをおすすめします。
バンボのメリット
バンボのメリットについて解説します。
バンボでの安心感
バンボはハマることで親が安心するパターンと、子供が「おすわり」が楽しいパターンとあります。ただ、実際、バンボを抜け出す術は数多くの赤ちゃんたちが体得していくので、「ママの安心」にはほとんど繋がらないことは、ぜひにお伝えしておきたい。
座面が低くて安定
ハイチェアのオススメとして、ベビービョルンの記事を書いたのですが、そちらで「不安定で落下する可能性」について様々な転落事故が起きていることがわかりました。バンボは座面が低く、かつ底面も広いので、その点はとても安心だと思います。
バンボを使用できないところ
- テーブルやイスの上などの高い場所
- 水中・浴室やプールなどの滑りやすい床
- 車・自転車や乗り物のなか
- ストーブや火気のちかく
- ブラインドやカーテンのそば
- 縁側や階段などの段差があるところ
入浴時に使用できる?
バンボはハマり具合がよく、入浴時に子供が落ち着いて座ってくれている、ということがあるようです。ですが、上記のように、バンボとしてはあまり使用して欲しくないシチュエーション。うちの子には使用しませんでした。
ロータイプベビーチェアのおすすめランキング
という名の、バンボを購入する前に比較しておきたい商品リストです。
カリブ
ほぼ同型で、バンボとよく比較されカリブ。
バンボとカリブの違い
- テーブルはカリブの方がつけやすい
- カリブの方がバンボよりゆとりがある(のですり抜けやすい)
- カリブはとても安い

サイズ感と値段が決めどころですね!
リッチェル
リッチェルといえば、我々の中ではマグデビューアイテムです。なので、信頼感は強い。
2Wayでマルチシートとしても使える
リッチェルは、ダイニングチェアに固定して、バンボでいうとのころの「マルチシート」としても使えます。
シンプルなデザインもよし
ただ、高級感を感じるようなシンプルさではない。人それぞれの感じ方とは思いますが。

清潔感のあるテーブルは魅力的ですね!
KATOJI
リッチェルにデザインで物足りなさを感じたあなたには、少し可愛いKATOJIの回転ブースターチェアはいかがでしょうか。
パステルカラーが素敵
丸みのある形状も可愛らしいですね。
使い勝手も良い
- テーブル取り外し可能
- クッションシートもスポンと取れる
- 3点ベルトとテーブルで固定
安全とはいえない
安全か、というと取り付けるダイニングチェアにいくら固定しても、ダイニングチェアは倒れやすいのでその点はご注意を。
Kids II Japan
この順番で紹介すると少し高く感じる、このKids II JapanのIngenuityです。
テーブルが本体に収納できる
おそらく、収納する場面はあまりないと思いますが、本体下部にテーブルを収納するスペースがあります。
ブースターとしては重心が後方に行きすぎ
子供によるところもあるので一概に言えませんが、深く腰掛けた時に体重が後方に移動しやすいので、ブースターとして使用する場合はその点への配慮が必要ですね。(まぁ、バンボ系全般に言えることですが)
HAGABOO
もはやテーブルすらついていないのですが、HAGABOOが人気なので一応紹介しておきます。「座る」デビューにはオススメしたい一品。
結局、ロータイプのベビーソファはどれを買えばいいのか
最後までお読みいただき、ありがとうございました。当サイトでも様々なベビーグッズを紹介していますが、ベビービョルンのハイチェアの満足度が高すぎて、バンボに関してはほとんど使わずにお蔵入りとなりました。

やっぱり、食事の場所が分断されるより、家族みんなで同じ目線で食べられるのがいいね。

どうしてもハイチェアデビューまでの時間があるから、それまでの代替品さえあれば、ベビーソファよりは安定感のあるハイチェアを用意してあげるのがいいのかな、と思います。
もちろん、我が家のように「どちらかしか買えないよ」という家庭ばかりではないと思うので、子供の成長に合わせて必要なものを買ってあげられるといいですけどね。
我が家はほぼ貰い物でやっていけているから、周囲の人には本当に感謝です。育児グッズは使用期間が短いから、もっとシェアしやすい方法があればゴミも負担も減って一番いいんですけどね。
ベビーソファで買うべきもの
bumboはマルチシートタイプ
ハイチェアに関しては絶対に落ちない・転倒しないくらいの作りのものじゃないと安心できないので、括り付けタイプはあまりお勧めはしませんが、あえてBumboのベビーソファを買うというなら、マルチシートタイプにしておきます。
コスパで選ぶならKARIBU
ローソファタイプは長く使わないと考えると、しっかり座れるまでの期間をKARIBUで乗り切るというのはコスパ的にはお勧めできます。
IKEAのハイチェア ANTILOP
私が推していたベビービョルンのハイチェア、廃盤になってしまったので、当面はコスパでは一番いいIKEAのANTILOPを勧めておきます。

赤ちゃんの安心感で言えば足置きがあった方がいいとは思うけど、ハイチェアは総じて「踏ん張って立ち上がろうとするのを阻止する攻防」がやばいので、親としては足場がない方がケアしやすいんですよね。
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