「こどもに留守番を強いらせる」ことがあると世間に知らしめたコロナウィルス。できることなら、こどもを家に一人にしたくない、だけど社会と世の中がそれを許してくれない。

2020年以降、ホームセキュリティの需要が高まっています。簡単に導入できる「ホームカメラ」や「留守番コミュニケーションツール」、さらには「ホームセキュリティ」などの情報をまとめていきます。
ホームセキュリティカメラの新着情報
ホームカメラに関する最新情報やセール情報をまとめていきます。
2023年のホームセキュリティカメラ情報
2023/07/15時点での家の安全を守るホームセキュリティカメラの情報をまとめていきます。
「au HOME」から「かんたん見守りプラグ」が登場
KDDIと沖縄セルラーは、ホームIoTサービス「au HOME」から新たなIoTデバイス「かんたん見守りプラグ」を2023年7月31日以降に発売します。本体価格は1台8800円(税込み)で、月額利用料539円が必要となります。
この製品は、コンセント接続型のIoTデバイスで、モーション、照度、電流、温湿度の4つのセンサーを搭載し、周囲の状況を把握します。設置場所の人の動き、部屋の明るさ、家電製品の使用状況、室内の温度/湿度を検知し、状況をau HOME/with HOMEアプリで確認できます。プライバシーに配慮した見守りが可能で、映像による確認を必要としないという特徴があります。
また、「かんたん見守りプラグ」は、「室内用のWBGT簡易推定図Ver.4」に基づき、熱中症リスクを4段階(「危険」「厳重警戒」「警戒」「注意」)で判定し、30分ごとに通知します。これにより、ユーザーは水分補給や部屋の温度調整などの対策をとることが可能となります。
製品購入後、au HOME/with HOMEの利用者が申し込み登録を完了すると、au損保の傷害保険が無料で提供されます。au HOMEを利用続ける限り、熱中症やケガなどで入院した場合(免責1日)、入院一時金3万円(不課税)が支払われます。購入はau HOMEのホームページや、au PAYマーケットなどの各ECサイトで可能です。
新着セール情報
セール情報をキャッチした時はここに記載していきます。
こどもの留守番にはどんなアイテムが役立つのか
まずは、こどもの留守番についての知識。
留守番が理解できる年齢とは
ベネッセの調べでは、小学1年生で20%以上の児童が「一人での留守番」を経験しているとのこと。
適正年齢、などない
この辺り、親でも勘違いしていますが、「留守番ができるようになる年齢」は、その子による、としかいえません。しかし、後述の通り、こどもの能力がどうであれ、社会が留守番を強いる環境であることも事実。

あくまでも目安となる項目をリストにしておきます。
小学校高学年だって、怪しい
そして、これらのリストをこなせるのは、私が考えるに、小学校高学年かと思います。物事を「ルール」や「約束」ではなく、現象ごとに理由を適切に考える、という最低限の論理的思考と発想力が備わり始める頃だからです。

こどもに「どうして、一人の時に火をつけたら危ないの?」と聞いた時に、「お母さんがいつも言ってるから」が返答の場合は、まだ物事の全体的な構図が見えていないと考えます。

小学校高学年であっても、「臨機応変に対応」となると、間違った判断をすることも多いので、どの年代でも安心して留守番できる、ということはないと考えた方が良さそうです。
短時間のお留守番ほど罠が多い
短時間のお留守番であれば、できなければ行けない項目は少なくなるとは思います。
それと同時に、どれだけ入念に準備したところで、事故は思わぬところからおきますし、こどもも予想だにしない行動を取りがちです。

親の過信が招く事故も多いですし、結局のところは、こども一人の留守番に基準なんて設けられない、ということですね。
保育園から小学校への移行が需要が増える
まず、「留守番」の必要性が出てくるのが、小学校入学時期です。
保育園を利用していることで、延長に延長を重ねて夜まで預けられたものが、小学校に入ることで利用できなくなります。必然的に、小学生になると「本人のキャパシティに関係なく」留守番する必要性が出てきます。

小学校低学年って、学校が終わる時間も早かったりするんだよね。
留守番のできない小1がすぐ帰ってくる
授業カリキュラム的には、小学1年生は総授業時間数が少ないので、ほぼ5時間目まで、場合によっては午前下校となる場合もあります。
今は、学童保育などの利用もあり、民間企業の託児サービス、保育園送迎のシッター業なんかもあります。ですが、そもそもお金がなくて無理して働く必要があるのに、有料サービスは敷居が高い。

働かないとお金がない。お金がないから預けられない。預けられないから、働けない!
学童保育は利用できるのか
その、小学生になった時に助けてくれるのが、これまでは「学童保育」が主流でした。ですが、この学童保育も問題が山積み。

というわけで、働かないといけない親は増えているけど、働ける環境は「保育園入園」とおんなじように、また別の戦いが待っているってことなんだね。
2015年に児童福祉法が改正され、それまでは10歳未満の児童(小学校3年生まで)が中心だった学童保育の対象が「小学校に就学している児童」となりました。その結果、小学校4年生~6年生でも学童保育へ通う児童が増えつつあります。しかし、現状は上の「学年ごとの学童保育入所児童数」を見てもわかるように、学童保育に通う児童の約80%は小学校1年生~3年生の児童となっています。
https://clip.8122.jp/1330/
学童保育以外の「お留守番打開策」
- 学習塾・習い事など居場所を作る
- ファミリーサポート制度を利用
- 祖父母に頼る
- 地域コミュニティを作り交代で子供を預かる
- 自宅での留守番を安全におこなえる環境をつくる
あくまでも、「一人でのお留守番」は代替案の中でも最下位です。
時代が、違う
我々がこどもの頃は、一人で留守番したり、その辺をうろちょろして遊んだりしたものですが、今は世間がそれを許さないのと、危険なことも多様化しています。
この辺りは、結局のところ、個人レベルで「お金」で解決するか、「職場」が働き方をかえるように折れるかの問題なんですけどね。つまり、お金も仕事も(選べ)ない貧困層は、本当に苦しい。
短時間のお留守番問題
記事を執筆し始めたときは、「当然、一人でお留守番をさせるのは、働くお父さんお母さんの都合だろう」と思っていましたが、よくよく考えたら、仮に専業でもワンオペしてるママであれば、「買い物に行く」などの都合でお留守番してもらうパターンもありました。

連れて行けばいいんだろうけど、それはそれで大変だし、こどもも家でテレビ見てるくらいはできるから
ということで、短時間だけでも子供に家で留守番してもらいたいパターンはあります。

緊急の仕事で、どうしても家を離れないといけない場合もあるしね
こどもの留守番の「危険性」
本人に電話もかけず、家に直接来訪する緊急案件はない
よくよく考えたら、用事があれば本人の携帯電話にかけるわけで、自分の留守中に、子供が対応しなければいけないような用件なんて、思いつくことは何もないですね。

少なくとも、本人に連絡が取れない間柄の人間から、家のインターホンでしか対応できないようなもの、いい話ではないよね。
宅配便だって応答する必要ない

しかし、宅配便などの運送業が色々と問題となっているので、受け取りくらいやってもらえると助かるよね。

今は、宅配便だって子供が対応しなくても解決しています。
IoTで全部解決
来訪者の対応を、こどもにさせるさせない、という議論は、この時代で終わりになります。
配送ボックスの活用
パナソニックで、後付けで宅配ボックスが設置できます。
インターホンとスマホの連携
こちらもパナソニックですが、インターホンの対応がスマホでできます。
再配達は事前に申告
そもそも、宅配便はちゃんとメンバーズ登録しておけば、配達前に連絡がきます。この時にしっかり連絡しておけば問題にはなりませんでした。
こどもには出なくていいことを教育する
こどもにもしっかりと伝えておきましょう。

この時、何が危険なのか、誰なら対応していいのか、などがしっかり理解できる子なら、考える力を育むためにも、子供と一緒にいろいろなシチュエーションを想像してみるといいと思います。
こどものお留守番を安全に行うためのアイテム
ここからは、私が「これがあれば便利だな」と思うものを選んでみました。個人的にはホームセキュリティを契約するのが一番手っ取り早いですが、これはコストが半端ないので、「親が安心できる」「こどもも理解できる」「払っても痛くない値段」あたりで決めていきましょう。
ホームセキュリティ
まず、一番手っ取り早いのは「ホームセキュリティ」を取り入れることです。後で紹介する「見守りデバイス」を提供してくれたりするので、安心料も加味して、トータルで考えれば安く感じることもなくはない。
ALSOKとセコム
まず、言わずと知れたホームセキュリティ会社は、ALSOKとセコムです。どちらも魅力的な会社ですが、どちらもそれなりの月額固定支出をお取りになる様子。
ホームセキュリティ概要
- だいたい月額4,000円(機器レンタルで6,000円)くらい
- 防犯意外にも、火災、ガス漏れなんかにも対応(オプションの場合もある)
- 扉、窓のセンサー対応で侵入者や、こどもがいなくなるリスクを回避
- ボタンひとつで対応してくれるからこどもでも使える

確かにすごいサービスだけど、月額4,000円は本末転倒な気もする。。。
見守りカメラやGPSサービスのオプションも
私個人としては、ホームセキュリティは少しやりすぎ感があるので、もう少しサービスを細かく分解して、「自分に必要なもの」を選んでいこうと思います。
ですが、月額6,000円で「必要なサービスを選ぶ手間」も「安心して過ごせる日々」も手に入れられるなら、安いものだ、という人生を送りたいと常日頃思ってます。まだ無理です。
GPSサービス
GPSサービスは、こどもの外出中でも居場所が把握できたり、緊急時に連絡できたりするサービス。ホームセキュリティと連動することで、ガードはかなり硬くなる。
アルソックとセコム比較
サービス価格
セコムとアルソック比較 | ココセコム | まもるっく(買い上げ) |
月額基本料金 | 毎月10回プラン 900円 | 1,100 円 |
加入代金 | 4,500円(インターネット割引 | 4,500円 |
機器料金 | 標準充電器:2,000円 | 21,500円 |
位置情報取得料金 | 無料回数超過分100円/回 (各種無料プランあり) | 制限なし |
現場急行料金 | 10,000円/回 | 1回につき6,000円(税別)/1時間(延長含めて最大3時間まで) |

どちらがいいかはなんとも言えませんが、アルソックの「まもるっく」は少し高いけど、できることは多い、と言った感じです。
主な見守り機能の比較
主な機能 | ココセコム | まもるっく |
ガードマンの駆けつけ | ○ | ○ |
緊急通報 | ○ | ○ |
端末への通話(音声確認) | × | ○ |
転倒検知と見守り | × | ○ |
避難情報の受信 | × | ○ |
生活防水 | × | ○ |
ココセコム
言わずと知れた大手セキュリティ会社の「セコム」のサービス。

特徴としては、基本契約料が安いけど、いろいろなサービスを追加すると高くなっていく感じかな。
まもるっく
アルソックのサービス。

GPS端末だけど、ここまでくると「スマホ」でよくねってなるね

iPhoneのペアレンタルコントロールは、月額無料で設定するだけだしね。

iPhoneだと、緊急時は駆けつけてくれないでしょ?

Apple製品なら、もれなくJobsが見守ってくれてるさ
ホームカメラ
ホームカメラは、自分がいなくても部屋の様子がわかるようにネットワークで常時繋がっているものです。先ほどの、ホームセキュリティの一環として、セコムやアルソックのサービスを利用するてもありますし、機器は自分で購入して自分で設置するというパターンもあります。
ホームカメラの注意点
監視カメラと一緒
子供が小さいうちはいいですが、まだ羞恥心もないこどもの方が一人で放っておけないので、お留守番としてはやはり「少し目は離せるけど、ずっと一人は心配」という年齢のこども。

このくらいの子供は、当然、自我もありますし、みられてれば恥ずかしいと感じるもの。家族の安全を守るためのホームカメラが、家族の絆を壊すアイテムになりかねません。
相互コミュニケーションツールとして活用
むしろ、一人じゃないという意味合いで、家を撮影する代わりに、親の仕事風景もカメラで配信すればなんとなくイーブンな感じがしますね。
子供は、親の様子を見るだけで安心するので、離れて入るけど、気軽に声がかけられる、ネットワークカメラを、そんなコミュニケーションツールとして利用できれば、子供も嫌がらないかもしれません。

残念ながら、そんな自由な社風を持った会社で働いてないんですわ
祖父母も見守る
あくまでも緊急連絡ツールくらいにネットワークカメラを使用して、みられたくない、プライバシー空間は確保するとして。
ただ、流石に前述の「職場とつなげる」は少し問題があると思います。ですが、少し時間がある、けど物理的距離のせいで孫の面倒が見れない「じいちゃんばあちゃん」は、こう言ったネットワークカメラを経由することで育児に参加できるようになります。
おはなしカメラキット
ホームネットワークカメラで一番オーソドックスなのが、パナソニックの「おはなしカメラ」です。
Qwatch(IO-data)

IO-DATAらしい、無難で隙のない仕上がりですね
スマートロック
スマートロック系のデバイスを、自宅玄関のドアに取り付けることで、鍵の開閉状況が分かります。
Qrio Lock
スマートロックの決定版的な製品。何度か当サイトで紹介しています。今回の目的では、「鍵の開け閉めを外出時にチェックできる」ことが目標になるので、QrioHubという製品が必要になります。

こどもの見守りには荷が重いですが、普段使いで便利な製品です。
各種センサー(人感、音、振動など)
人感センサーを置いておくことで、ホームカメラなどを自動で起動したり、警報を鳴らしたりすることができます。
Philips Hueモーションセンサー
パナソニックもあるのですが、流石にこれ以上パナソニックに当サイトを踏み荒らされると癪なので。フィリップスは他にもスマートLEDなどもあり、スマートホームを作りたい場合は役に立ちます。
GPSセンサー
キッズケータイの話の時に少し出てきましたが、こどもが一人で外出するようなことがあっても(既にこの時点でインシデントですが)、GPSセンサーを持つように伝えておけば、最悪の事故は防げる可能性があります。
Otta
身につけやすいサイズで、お気に入りのカバンなどにつけておけば、こどもの気まぐれ外出を察知できたり、家出・迷子の捜索に役立つこともあります。
難点が、察知方法が「アプリ」を利用している端末が近くにないとデバイスをマッピングできないこと。社会的にみんなが使用するアプリならいいのですが、私のような田舎民だと、そもそもスマホを持っていない老人しか出歩いてないので利用価値はない。

ドラクエウォークと連携したら、格段に使い勝手良くなりそうだけどね。
Bsize Bot
こちらも既に紹介済みですが、留守番観点でコメントだけ。月額費用はかかりますが、携帯電波を利用できる場所ならGPS探知可能なので田舎でも汎用性が高い。
何より、AIがこどもの行動範囲を学習して、本来家にいなきゃいけない時間に、普段行かないような場所に行ったりすると自動でお知らせが飛ぶこと。これを持つ約束さえしていれば、留守番中にいなくなっても察知できる可能性は高まります。
みもり
似たようなサービスですが、既にサービス利用者の多い「マチコミ」の開発陣というのがポイント。地域の不審者情報などを一斉共有でき、「危険な場所」に近づかないようにアラートできるのが特徴です。
- 危険な場所
- 不審者目撃エリア
- 活動範囲エリア外
みもり基本サービス価格
- 本体価格:8,800円
- 月額利用料:680円
- 事務手数料:無料
- 契約期間の縛り:なし
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