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子供に話したい、勉強と仕事とお金の話

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子供を怒りすぎて、「そもそも、そんなに怒ることないんじゃないか」という自戒の末に辿り着いたのが、親が子供を怒る場面の90%くらいは怒る必要のない可能性がある、という記事から派生して「親の勉強の価値観がこれからの時代にあっていない」という気づき、からの派生記事です。

勉強しない親が子供に学習の大切さを説くためにやるべきこと
アフィリエイト記事のようなタイトルをつけてみました。「親の価値観を押し売りするな」的な記事を書いているのですが、その中で、親が勉強しないのに子供に勉強させようとする矛盾を解説しました。ぶっさんですが現実問題、親が勉強して...
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勉強と仕事の話

勉強はできるようになると、更なる知識の吸収の際に倍速化できるよ、みたいな話をしていました。言い換えると、勉強しないと次なる勉強のステージには進めない。

子供からすると、そもそも勉強したくない前提があります。勉強はする必要があるのに、勉強していないと将来どうしようもないという話は、親が自爆するだけで、効果は薄いと思います。では、子供の興味のある話を題材にします。

「将来は、どんなことをしたい?」という、よくある質問から展開していきます。

将来の夢、だいたい大卒と専門資格が必要

順位男の子女の子
1位スポーツ選手保育士
2位医師看護師
3位大工・職人パティシエ・パン屋
4位研究者医師
5位エンジニア薬剤師
6位警察官教員
7位会社員漫画家 イラストレーター
8位ゲームクリエイター美容師
9位建築家獣医師
10位同率10位 ・教員 ・IT関係動物園 遊園地

ちなみに、親が願うランキングでは、男の子は「公務員」、女の子は「看護師」らしいです。

コロナ禍で看護師を叩いておきながら、親は看護師にさせたいとかどんな皮肉でしょうか。2020年の集計なので、コロナの影響もあるのに、親は何を見ていたのか。それとも、どんだけ疲弊・消耗して自殺に追い込まれる事案もある中で、「手に職がある」ことだけを考えて、子供を就職させたいのか。

【男の子の親】

1位「公務員」、2位「医師」、3位「会社員」

「スポーツ選手」が初めてトップ3落ち、安定志向強まる

【女の子の親】

1位「看護師」、2位「公務員」、3位「薬剤師」

高い専門性と安定感で、引き続き医療系職業が人気

https://www.kuraray.co.jp/enquete/2020

https://www.kuraray.co.jp/enquete/2020

YouTuberはどこに行ったんだと思いましたが、13歳のハローワークでは、3位にYouTuberとなっていました。

夢へのプランをリアルに考える

さて、では、勉強したくなさそうな子供が選びそうな「スポーツ選手」や「ゲームクリエイター」、女の子は「パティシエ」や「美容師」なんかだと、「必要な勉強はあるかもしれないけど、古文や漢文とか、三角関数とか使わないでしょ」と言いそうです。

ぶっさん
ぶっさん

もし時間があるなら、子供の夢に対するプランを一緒に考えます。

プランなき夢は公務員でも評価できない

例えば、スポーツ選手なら、高校・大学くらいまでは得意のスポーツで頑張って、そこからプロ生活に入って、うまくいけば一生分のお金が手に入るかもしれません。

こども
こども

僕は年俸1億円プレイヤーになるから、勉強しなくてもいいんだ!

ぶっさん
ぶっさん

どうやったら1億円プレイヤーになれるの?

こども
こども

勉強しないで、その分の時間を、人よりもいっぱい練習する!

もちろん、子供の考えるプランなので穴だらけでしょうが、ここで否定することはありません。医者やエンジニアといえば褒める親もいるかもしれませんが、個人的にはプランなき夢なら公務員もプロスポーツ選手でも大差ありません。

親だって、医者やエンジニアになるためにやるべきことは、実際のところは詳しく知らないはずです。安易に子供の夢を評価するのは危険です。褒めるのはいいと思いますが。

お金があれば勉強しなくていい、にはならない理由

とりあえず、子供の想像通りに事が運ぶことにします。子供の将来なんて可能性の宝庫ですから、努力次第でどうにでもなります。

では、仮にプロ野球選手になったとして、少し現実的な話をします。「じゃあ、お金には不自由しないとしても、お金の管理はどうする? 海外で生活するとしたら、何が必要?」あるいは、「無事に引退できたとしても、40歳からは何をする?」なんだっていいのですが、一歩だけ踏み込んで質問してみます。

当然、子供はそこまで考えていないので「知らない」「お金があれば何だってできる」「その時に考える」など適当なことを言うでしょう。まずは「必ず知らないことが出てくる」と言うことがわかればいいのです。

実際に、知らないことを調べてみる

親は、まずは一緒に子供の疑問を調べていきます。

ぶっさん
ぶっさん

仮に10億円収入があっても、実は税金で半分くらいがなくなる。もし、何も知らないでお金を使ってしまっていたら、税金が払えないでむしろ借金を抱えることになるかもしれないよ。税金のことは知ってた?

「えー、知らなかった」と言う反応が一番嬉しいのですが、こんな感じで、知らないことは数珠繋ぎでいくらでも出てくるはずです。

ぶっさん
ぶっさん

海外に行くとしても、言葉の違いはもちろんあるとしても、チームメイトに好かれるために何をする? 相手の文化を知らないと、自分が知らないうちに相手を傷つけることになるかもしれない。これは、事前に勉強しておけば、もしかしたら防げたことかもしれないよ。

ヨメちゃん
ヨメちゃん

40歳で引退するためには、手元にいくらのお金があれば大丈夫だと思う? どれくらいの生活を維持していく? 子供の分のお金はどうする?

親がぽんぽんと質問できるかどうかは、親の手腕にかかっていますが、子供のことを考えて勉強を促すためなので、子供の夢とその可能性くらいは調べておいて損はないかと思います。

知らない世界の扉を開くのが勉強

子供の夢を否定する必要はないのです。ただ、知らないことが世の中にはたくさんあって、それを調べるためには勉強も必要だとわかればいいのです。

こども
こども

だけど、古文は必要ないでしょ?

古文、漢文は、実際、勉強しなくても良さそうだな、と私も思ってはいます。ただ、その取捨選択を安易にできるほど、私も古文漢文、あるいは社会のことを勉強できていないのです。勉強をしていることで、ふっと、その必要性が生まれてくることもあります。

仕事と勉強は切っても切れない

頭ごなしに「勉強は必要」と言うよりも、実際に必要性を実感できた方が効果は高いと思うので上記のようなやりとりを想定しました。さらに、親と一緒に調べ物などすることで、「これも一種の勉強だよ」と言うことが伝われば、勉強に対するハードルも下がるのではないか、と期待しています。

ぶっさん
ぶっさん

これは別の話ですが、計画性などを思考する前頭葉は、一番成長の遅い脳の部位です。子供が安易にあれこれ考えるのは、とても自然なこと。

むしろ、変に天井を設けるのではなく、自分が成長するにつれて、自然と自分の限界を知るだけで十分なわけで、親があえて否定する必要性はどこにもありません。

今回は、あくまでも「勉強しろ」と言う親自身が勉強しない場合に、どうやって信憑性を持って相手を説得するか、と言うことで子供の将来の夢に関連づけました。

親自身が、自分の仕事に誇りをもって取り組んでいる、というのも伝えられれば一番ですが、私が想定しているのは「むしろ仕事とか嫌いで家でゲームしていたい」と言う堕落した私のような親を想定しているので、これはハードルが高い。

ぶっさん
ぶっさん

本音で言えば、「勉強も仕事もしないでダラダラ生きていきたい」と言いたい。でも、無職に社会は厳しい。

ただ、それとなく医療系の参考書を時折開いている様子を見せておくと、多少効果は上がるかもしれません。

勉強とお金の話

次は、「お金」です。お金も子供は割と好きな話題です。

親も知っておくべき「勉強」と「経済効果」の話

これは別ブログですが、「学力の経済学」という本があるので、これを読めば大体わかります。書評も書きましたので、買うのは面倒という方は概略だけでもどうぞ。

【学力の経済学の書評】子供はご褒美で釣っていいんだよ
本日、「学力」の経済学を読了しましたので、情報を共有しつつ少しでも作者の元にお金が行くように、販売促進を目指してレビューします。ぶちくまとてもいい本でしたよ!ぶちくまは現在、経済学に夢中経済ってこんなに面白いものだと、高校生の自分に教えてや

親が苦手な経済の話

親自身が、勉強と「経済効果」についてはあまり考えてこなかったと思います。まず、わかりやすく教育費などを考えると、公立と私立で1,000万円以上違います。これはみなさん、心配でよく調べる数字。ただ、この費用対効果についてはしっかりと考えたいところです。

幼稚園から高校まで全て公立を出た人が523万円で最も少なく、幼稚園から高校まで全て私立を出た人は1770万円で最もかかっています。

https://www.rieti.go.jp/jp/events/bbl/17061601.html

塾の経済効果、考えたことある?

本来、この費用対効果をしっかりと見比べないと「そもそも塾って必要なの?」って疑問が生まれるところですが、日本ではこの疑問はほとんど聞かれません。別の記事でも書きましたが、学歴社会であればそんなことを悩む必要もなく、とりあえずいい大学に入っておけば就職に困ることはなかったからです。

日本は教育に関する公的データが圧倒的に不足しており、しかも親がこれだけ心配しておきながら「教育の統計研究」という問題に全く取り組まずに今日まで来ています。いまだに、科学的な根拠が何もないまま、誰かの鶴の一声で教育方針がコロコロと変わっていると言うのが現状なわけです。

教育問題はとりあえず置いておきますが、つまり、「塾って本当に必要なのか」も対して議論されずに、しかも「隣の家が通ったらうちも」という、ある種のチキンレースのようなものでお互いを牽制しながら競って塾に通わせたりします。

ちなみに、学力(というよりも合格率)の向上という意味では、塾は間違いなく効果的です。ただ、「塾」が優秀なのか、勉強しない子と「塾という勉強時間を確保できた子」が混在する合格率なので、塾が優秀かどうかは判断の難しいところ。

私立入学は、学費投資分の効果はあるの?

加えて、公立がいいのか私立がいいのか、私立にはプラス1,000万円を投じるだけの価値はあるのか、田舎で国公立入学コースが一番安上がりなんじゃないか、などの「安く教育する」方法なんかも、あまりみなさんの関心は引かないようです。

というのも、子供は実験台にはできないのと、それぞれの人生は一回きりなので、「塾に行った人生」と「塾に行かなかった人生」を比較することはできません。

例えば、「有名企業に入社できる確率」であれば、社員の塾受講率などを調べればすぐに出そうですが、そもそもこの社員たちが「幸せ」なのかは一時点でのアンケート調査だけではなく、追跡データが必要になるので、統計を取るのは難しい。

コスパ良く教育した方が幸せ?

話は逸れましたが、例えば、勉強のできる子だと、教育にかけるべきお金は「最安」で済ませるという選択肢が生まれます。

極論で言えば「金銭的には不自由なく、かつ自己実現が可能」であれば概ね幸せであると考えれば、公立学校だけに通って、かつ自分の希望する仕事に就くというルートさえ掴めればいいわけです。勉強できれば、塾は不要です。むしろ、やりたいこと決まっている場合は、塾で受験テクニックを磨く時間すら無駄になります。

学び直しができる社会が健全

少し「子供の夢」に戻りますが、小学生のうちに、妥当で現実的な職業を夢に掲げている子は結構います。親としては、なんとなく「ミュージシャン」や「YouTuber」よりも「建築士」や「医者」の方が安心するところではあります。

あくまでも夢なので、親としてはさまざまな道を検討するためにいい大学に入って、などと考えたいところではありますが。

子供が自分のやりたいことを叶えるために必要な勉強は、目標がはっきりとある場合には、それほど多くはありません。

場合によっては塾なんかよりも、大工や建築士になりたいなら、「建築事務所」に弟子入りしたり大工の手伝いバイトした方がためになったりします。そこで、必要性に応じて学び直しができる世の中の方がよっぽど失敗がなくて健全です。

ぶっさん
ぶっさん

日本では「職歴をあける」ことを禁忌としますが、仕事をして、学び直しをして、また仕事をすることは、本当に悪いことでしょうか?

公務員は夢として妥当なのか

「公務員」を推薦する親がいますが、自分の子供を公務員にして活躍する姿までちゃんと想像しているでしょうか?

ぶっさん
ぶっさん

私の親は、いわゆる「公務員安泰神話」を信仰しており、仕事内容は全く考慮せずに「公務員」であることだけを仕事の評価にしています。

ヨメちゃん
ヨメちゃん

そもそも「公務員」ってなんでしょうか? 公務員を目指すってどういうこと?

我々に根付いた「入った会社で人生が決まる」という価値観は捨て去ることは難しいですが、子供にも適応するのは危険です。

親の言う公務員は「地方公務員」?

まず、根本的な話をすると「公務員」という職業・職種はありません。国や自治体などの公的機関に勤務する人を公務員と総称しているので、どちらかといえば身分・地位・立場の名前に近い。公務員という立場になってから、職業・仕事が割り振られるイメージです。(厳密に言えばいろんなパターンがありますが割愛)

そもそも、公務員を目指すという状態が漠然としており、子供の目標としての設定を間違っています。医療職を目指して医者になる場合は、医師免許を取得して「医師」になって病院に勤めます。公務員の場合は、公務員試験を受けて公務員の職務を与えられる立場になってから仕事が決まります。

もちろん、公務員にも「特別職」という専門的な仕事をする人たちがいたり、国・地方自治体などの公的な機関でしかできない仕事が存在します。つまり、公務員ならではの仕事は存在するので、目指すべきものであるというのはお伝えしておきます。

ぶっさん
ぶっさん

ただ、親が言う「公務員」は立場のことで、仕事の内容云々のことは何も言っておらず、子供の特性なども全く考慮しないで「待遇」だけを重視して子供に吹き込んでいそうで、危険性があるなと感じた次第です。

地方公務員になりたいのか?

例えば、地方公務員になってやりたいことがはっきりしていればいいと思います。実現可能なレベルでのまちづくりをしてみたい、行政サービスを改良していきたい、現場レベルでの福祉のサポートをしたい、など明確な目標があればいいのです。

やりたいことが選べない地方公務員の仕事

ただ、専門職は別として、地方公務員の一般職は、一般職と言いながら行政・税・技術開発に福祉・心理面のサポートなど、仕事それぞれに専門性が求められます。しかも配属されるかどうかは人事ガチャになります。実は「入るのも面倒だが、やりたい仕事をすることも難しい」のも公務員の特徴と言えます。

ぶっさん
ぶっさん

だから、親が「安定した収入」を考えて夢として公務員を吹き込むのは、将来ビジョンのない職業観を持った子供に育ちかねないリスクがあります。

職場の同僚が公務員思考だと面倒

例えば、公務員のメリットは「年功序列の給与体制」「リストラがない」「暦通りに休める」などがあると思います。ただ、これもこの先継続されるシステムかは疑問です。細かいことを言えば、現時点でも公務員で暦通り休める人とは限らない。

また、公務員を目指す人、あるいはすでに公務員である人も、上記に魅力を感じる人たちという特徴を持っています。これは言い換えると、「職業についたらもう仕事したくない」という人たちです。言い切ると絶対に非難されるので、そういう人たちが多い可能性がある、と濁しておきます。

このクラスターに所属すると、根が真面目でサボれない人は、どんどん仕事をまかされます。周囲も真面目ならいいのですが、公務員の場合は表面上は真面目に取り繕うことが上手い人たちです。というかそういう人たちを集めて採用しているわけです。

上司の尻拭い

これから、年功序列の給与体制などはメスを入れられる可能性はありますが、周囲に残る上司は「旧来の公務員の特性を持った」人たちです。そして、「よーし、あと数年はのんびりサボるか」と決意した上司達をクビにすることは難しい環境です。

結果として、頑張る人が損をして、頑張らない人だけが仕事を減らし、頑張っても頑張らなくても、同じ給料をもらう。これが公務員です。私は公務員的な看護師でしたが、公務員エアプのただの分析です。

ぶっさん
ぶっさん

考えておきたいのは「公務員として頑張る」ことで得られた給料を、一般的な会社と比較した時に、公務員の給料は妥当性があるのかということ。

前述の通り、頑張ってもサボっても給料が一緒なら頑張らないのが得ですが、仕事は一定数存在し続けるので、頑張りを強要されるメンタル弱者は一定数います。この仕事押し付けられ弱者の頑張りが、評価されない世界とも言えます。

ヨメちゃん
ヨメちゃん

自分の子供のことを考えて、「この子はちゃんと頑張らないで公務員できそうだな」と太鼓判押せそうならいいけど、この時点で育児失敗している感は否めないね。

コメント

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