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ADHDはメモを取るのが苦手? 解決策と記憶の話

ADHDのライフハックを調べていると、「すぐに忘れてしまうからメモを取るようにしている」「だけど、なかなかうまくいかない」といったことが書いてあったりします。

根本的なところで、「メモを取るってどういうこと?」「メモって取る意味あるの?」みたいなところも疑問に感じるところです。

このページでは、ADHDはメモが苦手な特性であることと、そもそもが誰にとってもメモを取ることが正義ではない、ということについてお話ししていきます。

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ADHDにとってメモは必要か

ADHDとメモについて

ADHDとメモについて簡単に説明していきますが、全てを読むのは大変なのでまずは概要だけまとめておきます。

  • メモは「マルチタスク」であるということ
  • メモは「記憶に残す」ものではなく「忘れるためのもの」であるということ
  • ADHDはメモを取れるほど器用ではなく、メモに振り回される生き物である

この辺りのことについて説明していきます。

そもそも、なんでメモしているの?

そもそものメモの役割って何だろう?

最初に考えるべきことは、メモを取る必要性についてです。

「メモを取る」ことは、情報を書き残しておくということですが、これは「人間は忘れる」ということを前提にしています。メモを取るシチュエーションにおいて、ほとんどの情報は短期記憶に保管されてほとんどの情報は検索できなくなります。

つまり、「これは忘れるだろうけど、重要なことだから書き残しておこう」というものがメモなわけです。忘れてもいいように、メモを取る。これがメモの本質です。

ぶっさん
ぶっさん

おそらく、「ちょっと待った!私は情報をまとめるためにメモを使っているよ!」という方もいらっしゃると思います。

たぬき
たぬき

覚えるためにメモに書き込んでいる、なんて人もいるかもね。

まずは、この「情報の整理」と「記憶」の効用について説明する必要がありそうです。

記憶と作業領域(ワーキングメモリ)

記憶のメカニズムとワーキングメモリについては別記事でまとめているので、ここでは簡単に解説します。

ワーキングメモリに関する基本的なこと
もう少しタイトルは考えますが、ワーキングメモリに関して知っておきたいことをまとめました。特に、子供の教育で悩まれている方、発達障害の支援などに興味がある方には読み応えがあるかと。

根本的なところで、ワーキングメモリという概念すら最近では疑問視されているところもありますが、ADHDはワーキングメモリが関与する部分が障害されている、と考えられています。

一度に記憶できる数

ADHDではないとしても、人間が一度に覚えられる情報の容量は限られています。メモを取る内容というのは、大体が「短期記憶」にあたるもので、これはせいぜい4チャンク(記憶の情報の塊)だと言われています。

しかも、短期記憶に入れられた情報は基本的にはすぐに取り出せなくなります。人間は常に新しい情報を処理する必要があります。必要のない情報は忘れてしまった方が、脳が考え事をするときには都合が良いのです。

情報を操作するために、適切に忘れる

ワーキングメモリの概念では、人間の積極的な情報操作を活動を行う場合には、これらの情報を適切に処理していく必要があるとされており、これにワーキングメモリと言われる部分が関与していると考えられています。

脳の作業所に、古い記憶が溜まっていると処理が滞っていきます。必要のない情報まで脳の作業所に置いてあると、ノイズとなって思考の邪魔となり、行動の妨げとなる場合があります。

ぶっさん
ぶっさん

ADHDじゃなくても、心配事があるとそのことばかり考えて目的の行動が取りづらい、なんてことがありますよね。

たぬき
たぬき

このとき、適度に心配事を忘れて気持ちを切り替える、というのは行動の上で大事な処理方法になります。

メモは忘れるために取る

早い話が、メモを取るのは「この情報は記憶に留めておけないから書き残して、頭の作業所にキープしておかなくていい」という行動だということです。

仮に大事な電話番号をその場で覚えておけるとしても、情報は適宜リフレッシュしないと忘却します。覚えておくためには、例えば語呂合わせで意味づけを強めたり、頭の中でずっと言い続けたりなんてことで記憶を定着しておくこともできなくはないですが、その間、他の考え事はしづらいですよね。

ぶっさん
ぶっさん

まず、メモは「忘れるために取る」ということ。

メモは覚えるものではないということ

後半でも解説しますが、時折、メモを取る行為を「覚えるため」だと勘違いしている方がいて、かつ「メモを取らないと覚えない」ということで何から何までみっちりとメモを取らせようとする方がいます。

これはどちらかといえば「写経」に近いもので、繰り返し行うことで長期記憶に刷り込んでいく過程が必要なのですが、整理すべき情報量を増やした上で暗記まで強いることは本当に無意味なのでやめましょう。

メモはあくまでも、短期的に記憶できないものを書き残して振り返るためのものです。記憶するための方法ではないことを区別して考えておきたいところです。

ADHDにメモが向いていない理由

ADHDはメモが苦手ということ

ADHDがメモを取るのに向いていないのは脳の構造が徹底的にメモを取ることに向いていないからです。

メモを取ること自体がマルチタスク

メモをとりながら人の話を聞く、というのは脳の中では負担の大きい作業になります。

この「脳をフル回転させている刺激」は、記憶の定着につながるという可能性はあり得ます。だから、マルチタスクが得意でメモを取ることで一度で覚えてしまう人は存在します。

ですが、ADHDに関してはこの「メモを取る」という作業がマルチタスクになっていることで、むしろ記憶からすり抜ける原因にもなっています。この辺りの感覚は、定型発達の方からは理解しづらいところはあるかもしれません。

メモを取る場合に脳内で処理されること
  • 「メモを取らないといけない」という情報を選別する
  • メモ情報を編集する作業(構成を変える、など)
  • 脳内で編集された情報を記憶する工程
  • 記憶したメモ構成を書き写す作業
  • メモをとりながら説明を聞きとる
  • 追加された情報をメモに残すかを選別する
  • (メモをとりながら)新規情報を保持する

簡単に言えば、メモをとりながら随時追加される情報をさらにメモするというのは、かなり脳に負担があります。(というか、みんなこれ本当にできているの?)

「メモを取る」の一連の動作はそれほど意識せずにできる方が多いと思いますが、ADHDがトライすると、「メモ内容を頭で復唱する」などの工程の間に記憶の一部が忘却していることがあります。

しかも、断片だけ切り取った「単語」と、メモをとりたい「情報」の関連付けがしっかりと行われていないので、後でメモを見返したところで「単語」から連想されない場合もあります。

ぶっさん
ぶっさん

しかも字が汚いから、自分で書いた字でも解読できずに謎のダイイングメッセージだけが残されて迷宮入りする事件は後を絶たないですね。

ADHDは字が汚い?は、また別の機会に説明しようかと思います。

ADHDのメモ情報を阻害するリスク

  • メモを取るべき内容を聞き逃している
  • メモを取るべき情報を正しく選別できない
  • 書くことに集中して新規情報の整理が追いつかない
  • メモ内容に派生した関連情報(その日の予定なんだっけな、友達との約束楽しみだな、など)に邪魔される
  • 字が雑で読み取れない
  • メモを取ることを忘れる
  • メモ自体を無くす
  • メモを読み返すことを忘れる
  • メモが増えることで、探している情報が見つけられなくなる

「メモを取る」作業自体にタスクが占領されている場合は、情報が頭の中まで入ってこないので、先程のように「記憶の関連付け」が不十分となります。

ADHDの場合は、「メモの保管」もうまくいきません。ADHDは普段の行動の中で、モノの場所を記憶しておくことが苦手なので、すぐにメモをなくしてしまいます。

ADHDがものを無くす理由と対策「特性にあった整理整頓術」
ADHDは「整理整頓」が苦手だとされています。この理由と、自分たちでできる対策について情報をまとめています。定型発達とどうして意見が食い違うのか、なんてこともわかるようになっています。

せっかくメモを取ったとしても、「意味のないメモ」になってしまう可能性があり、しかもそのメモを見返す機会を失いがちで、メモ自体を喪失するリスクも高いということです。

ぶっさん
ぶっさん

メモを取ることで覚えたいことが覚えられなくなって、せっかく作ったメモも無くなるのがADHDです。

ADHDはメモを取らない方がいいの?

私自身は、無くすことも踏まえて一応はメモに残す派です。

  • 短期記憶(作業記憶)は保持されない前提で、全て具現化・可視化する必要がある
  • メモを活用してタスク管理できる
  • メモを取ると褒められることが多い
ぶっさん
ぶっさん

私は自分の頭だけは信用していないので、どれだけ簡単なことでも一度は書きます。未来の自分が適切に判断できなくても、今の自分ができることはやっておくべきだと思っています。

書いたことで記憶に残れば御の字で、結局忘れられるのではあるけど、風土的に「メモを取る人間の方が真面目だと思われがち」ということもあって、とにかくメモを取ること自体は損することではないからです。

ADHDにメモを取るように指導すべき?

ただ、管理者・上司などの立場であれば、後輩・部下にメモを取らせることには一定のリスクが潜んでいることは無視してはいけないと思います。

仮に定型であっても、メモを取ったことに満足してメモが活用されない場面は多々見られるわけで、上司側もメモを取ること自体を評価して本来は何を伝えたかった情報なのかを吟味する作業を怠る可能性があります。

ADHDの部下に対して指導するときは、「メモを取らせること」が目的とならないように、メモに頼らない情報伝達方法を工夫する必要はあります。ただ、部下側の姿勢として「忘れるなら、最低限、思い出す手順を増やす工夫のひとつ」として、メモ取りを習慣化させるのはいいと思います。

ぶっさん
ぶっさん

ADHD部下には、「覚えておくこと/思い出すこと」を前提として指示を出していては管理不十分で合理的配慮に欠けると考えられます。

しかし、対策のひとつとして作業効率を向上させることができるなら、(成果は期待せずに)メモを取らせてみることにはトライしてもいいと思います。

個人的には、なるべくダイレクトに長期記憶に入れるように、メモを取る時間があるなら少しでも多くの意味づけを増やす関わりを増やした方がいいと思います。

ぶっさん
ぶっさん

例えば、1週間後に議事録を提出してもらいたいなら、その場で一度プランニングさせます。計画を立てる過程で、「1週間」という時間を強く意識できますからね。

1週間後というメモだけ残っているよりは、より実践的な思考プロセスを踏んでロスの少ない会話になりますし、ADHDの苦手な「優先順位」や「時間配分」への配慮もできるようになります。

効率の良いメモの取り方

ADHDがメモ効率をあげる方法、ADHDとメモ

効率の良いメモの取り方について解説します。

情報を脳内で変換させる

これは、「メモ内容を印象付ける=覚える」ということなので、個人的にはメモ方法としてはあまりお勧めはしませんが、視覚刺激や聴覚刺激を活用した方が記憶に定着しやすい特性を利用してメモを取るようにします。

具体的には、メモを取る時にはボイスメモを利用して時間が空いた時に予定帳に書き写したり、口頭で受けた情報を視覚化して図に書いてメモに残す、みたいな「情報の変換作業」を工程に取り入れるということです。

ぶっさん
ぶっさん

ただ、根本的にメモは「覚えない」ことが前提なので、こんな作業をしている暇がある時に発生するタスクではないはずです。

加えて、ADHDの場合は作業を後回しにするとそのまま忘れてしまうので、その場で完結するメモのあり方を工夫しないと活用できないと思います。

メモは依頼側が作成するルールを作る

これは仕事や家族の用事などで活用する場合ですが、予定を入れる側、仕事を依頼する側が内容のメモを作って相手に渡す、共有する予定表に書き込む習慣を作るというものです。

私は社会経験が看護師しかないので、他の職種に応用できるかどうかは分かりませんが、看護師は無限に仕事が増え続けるマルチタスクワークです。

ぶっさん
ぶっさん

ケアのための物品を集めるためにナースルームを出れば患者に呼び止められ、頓服薬を取りにナースルームに戻れば処方変更の指示を受け、処方内容の照会をしようとしたらリハビリの迎えによばれる、そんな仕事です。

これは業務が可視化されておらずに適切な人材に仕事を依頼することが誰にとっても難しい構造がそもそもの問題点ではあるのですが、「伝えたい内容をメモにして相手に渡しながら伝える」だけで、相手のマルチタスクに伴う脳内処理の負担を減らすことはできると思います。

我々ADHDはこの渡されたメモも無くしてしまうので、さらに一段階リカバリ可能な施策を仕込んでおく必要があります。

メモ内容が予定などであれば、部署内共通のリマインダーやカレンダーで共有してから(タスク内容をチームで共有)、本人にリマインドし続けるしかないとは思っているのですが、とにかく、仕事の依頼は依頼者側がケアをするというのは大事だと思います。

ぶっさん
ぶっさん

上司から降りてくる仕事は、口頭伝達だけで済まされがちだから、自分が人に伝える時には注意したいと思っています。

メモのテンプレートを作る

みんな、メモを取るのは面倒なので、最初からある程度のテンプレートを用意したメモ帳を用意しておくのがいいと思います。

これは次に書くことに繋がりますが、みんなが取らなくてはいけないメモは、資料として配布すべきものだったりします。メモを取る内容が決まっているものは、最初から構成を決めておいて「日付」「やること」などを書き取るだけのフォーマットを用意すればいいのです。

先にも書きましたが、メモを取るときは実は「メモ内容の編集作業」が頭の中でパニックを起こす原因にもなっています。

医療現場なら、口頭指示を受ける際のメモ(テンプレート)で、確認すべきことなどをまとめやすくなったりもしていると思います。どの職種においてもメモ内容がテンプレであった方が、フォーマットの空欄で聞き漏らしなどに気づけたりでメリットがあったりします。

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そもそも、本当にそのメモは必要なのか

メモの必要性についてさっと説明していきます。

  • メモは記憶するためのものではない
  • メモする時間があるなら工夫をする
  • みんながメモする内容は資料(マニュアル・チェックリスト)として残す
  • メモが必要な場面はリスク因子が潜んでいる

オンタイムで取らせるメモの効率の悪さ

メモを取ることは、あくまでも情報を振り返りやすくするためのものです。メモをとること自体が、「その時の体験」を犠牲にしている可能性があることを留意しておく必要があります。

メモは努力証明書ではない

これは教育場面においてのことになりますが、何かを教えていて「これをメモしてほしい」という場面はあると思います。これは「覚えておいてほしい、振り返ってほしい」という意味合いに近いものだと思います。

これで、例えば記憶の定着を目的としてメモを取らせる場合は、「体験としてのメモ作り」になるわけです。この場合は、より記憶の定着の良い方法でのメモの取らせ方を工夫する必要があります。

メモを取らせている間は説明を続けない、メモに集中できるように覚えられないことは資料にしておく、などの対応が必要になるかと思います。

メモ以外の記憶定着をマネジメントする

また、記憶の定着を促すという意味では、何もメモを取らせなくても他にも方法があります。

確かに「書けば覚える」という人もいますが、「聞けば覚える」人もいたり、「やらないと覚えない」という人だっています。その人のやりやすい方法で覚えてもらう必要があるわけで、一律にメモを取らせる必要性については再考の余地があると思います。

例えば、看護技術の場面ならすでに資料は腐るほどあるわけで、部署独自のルールを伝えたいなら基本の資料に転記しておけばいいだけで、説明時には記憶と関連づけるような情報を説明して定着を図ればいいだけです。

なぜ、メモを覚えさせるのか

メモと記憶についても補足しておきます。

見て技を盗めという教育怠慢時代

我々世代(30〜40代)は「自分で考えろ」「見て学べ」という考え方で教わってきました。教わる機会はせいぜい1回だけで、「1度説明したものを、1回で覚えない方が悪い」という文化がありました。

私からすると教育機会の放棄でしかないわけなんですけど、我々世代の教育というのは「記憶すること」みたいなところがあって、記憶に対する異様なまでの信仰があったわけです。

記憶至上主義

記憶というのは、言い換えると「脳の順応作業」な訳で、理由はいいからとにかく表面的なものだけを覚える、みたいなことになります。これでよしとしていたのは、実際、これを従順に覚える人っていうのは「ある程度の知識層」と「社会の歯車としての従順さ」の証明になるところがあって、つまり従業員としては扱いやすい人材としやすかったところがあると思います。

これが、学校教育の段階から「受験に出るから公式のまま覚える」ということで、考えることを放棄してテクニックに走る勉強方法が横行しました。記憶という指標は、センスを必要としない解決策として根性論と相性の良い項目だったのだと思います。

ぶっさん
ぶっさん

例えば、記憶術なんてものも流行りましたが、確かに記憶を活用する手法を覚えることはそれなりに意義のあることではありますが、一度に数字を80個覚える人が全ての記憶に応用できるかといえば、そうでもないんですよね。

たぬき
たぬき

ただ、頭が一部の記憶に対して順応しているだけなんですよね。これは、受験勉強でも言えることで、「なんだかわからないけど答えは出せる」という訓練をした結果でしかないという。

メモ取らない=暗記できていない=勉強していない=怠け者

記憶の定着はそのまま勉強時間を推し量ることができて、覚えていないということは「勉強していない」ということになり、なんだか悪いことのように感じさせるものがありました。

この辺りの背景から、「メモ=勉強意欲」という飛躍した考え方が生まれ、実際に私も看護学生の時の実習で「メモを取ろうとしないから怒られる」みたいな場面が度々ありました。

ちなみに、看護学校はある種の体育会系の気質を好むところがあって、努力至上主義みたいな価値観を持った看護師は結構います。

聞かれたことを口頭で答えられないと知識としてみなされないのは百歩譲って有り得るとしても、勉強の成果は「手書きのレポート」だけが認められるみたいな「血と汗と涙の跡を見せろ」みたいな風潮はありました。今もあるかもしれません。

ぶっさん
ぶっさん

つまり、メモを取るというのは「家で勉強する」への導線を示す行為であり、勉強の成果は「暗記していること」みたいなところがあるわけですね。

メモ内容は一度忘れて今の仕事に集中するのが大事

でも、先ほども申し上げた通り、メモは覚えるための方法ではなく、忘れるための施策です。

余計なことは覚えないでいることが、よりスムーズにマルチタスクをこなす鍵にもなっています。まして、ただでさえ記憶の作業領域が狭いとされているADHDの場合は、頭の中にタスクを抱えたまま業務にあたることで著しく集中力が削がれる可能性があります。

メモを取る、取らないはそれぞれの価値観に由来しますが、覚えるためのメモ取りは説明体験の質を損なう上に、実際にはそこまで書いて覚えることに記憶の定着効果は期待できない面もあります。

メモではなく使えるマニュアル/チェックリストに変える

新人教育などをしていると、「毎年説明して、毎年取らせるメモ」みたいな場面に遭遇することがあります。

誰もが記憶しなければいけない項目は、もう覚えなくてもいいようにマニュアル・チェックリストにして実践する場所においておけば済む話です。

例えば、看護師の場合は、看護ケアのために物品の配置を覚えたりすることがあるわけですが、物品の場所なんてメモしても覚えられないので、一覧表があればいいだけです。

さらに言えば、最近の看護師はパソコンを持ち歩いているので、パソコンでアクセスできる共有ファイルに物品一覧表をEXCELあたりでデータに落とし込んでおけば、必要な物品を検索できるようになります。

これをやると、確かに人は記憶をしなくてもいいという甘えから毎回物品位置を検索するようになります。

ADHDとメモのまとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。最後に記事の内容を簡単な箇条書きにしておきますので、まとめとしてご活用ください。

ADHDとメモの話

  • マルチタスクが苦手なADHDは、説明内容を聞きながらまとめるメモの「マルチタスク」も苦手。
  • 聞き漏らし対策には「ボイスレコーダー」なども活用して、メモだけに頼らない。
  • メモの管理もうまくいかないので、メモ内容を説明した人と共有し、理解度を相互チェックする。

根本的なメモの役割について

  • メモ内容は忘れてもOK。大事なことは「メモを振り返る習慣」であるということ。
  • メモを暗記していては脳の作業領域が余計に減ってしまう。記憶信仰は捨てよう。
  • メモを気にするよりも、メモしなければならないことに集中しよう。
たぬき
たぬき

色々と書きましたが、メモを負担に感じるなら、他の対策を講じればいいし、周りのサポートを受けてもいいと思います。

ぶっさん
ぶっさん

ADHDはメモが苦手、という情報発信は私が頑張るので、自分の特性について説明するときの参考などに使ってみてください!

コメント

  1. 「ADHD」に関するYouTubeの話題です。

    – ADHDのできないランキングやADHDっぽいあるあるの話題が取り上げられている
    – ADHD傾向のある人は怪我が多いという共感を呼ぶエピソードが紹介されている
    – ADHDの特性について、「ADHD folks are built different」という言及がある
    – 子育てとADHDに関する話題も取り上げられており、Sensory TheraPLAY Boxとのコラボも行われている

    関連するYouTube検索: https://www.youtube.com/results?search_query=ADHD

  2. 「adhd adhd 分かり つけよう」に関する最新情報です。

    この記事では、「ADHD」という略語の正しい意味とその特徴について解説しています。読者に対して、ADHDの理解を深めることを目的とし、正確な知識を身につける重要性を強調しています。記事は現代ビジネス編集部によって執筆されており、関連タグやおすすめ記事、アクセスランキングなどの情報も提供されています。

    https://gendai.media/articles/-/160838

  3. 「ADHD」に関するYouTubeの話題です。

    – カサンドラ症候群や境界線の引き方について、ADHDの夫とすれ違う妻へのアドバイスが精神科医によって解説されている。
    – 日本社会において、ADHDやASD、躁鬱、無職、借金持ち、非正規労働者が増加しており、社会問題となっている。
    – ADHDの症状に苦しむ人が自分のやりたいことを実現することが難しい状況についての動画が公開されている。
    – NHS(イギリス国民保健サービス)がADHDや自閉症の症例を過剰診断している可能性について議論されている。
    – ADHDの治療を受けることには恥ずかしさはないというメッセージが伝えられている。

    関連するYouTube検索: https://www.youtube.com/results?search_query=ADHD

  4. 「しくみ しくみ 変える 会議」に関する最新情報です。

    この連載の第3回では、会議で発言できない理由を脳科学の観点から探ります。精神科医が解説する内容によれば、発言できないのは脳の仕組みに起因しており、特に「スポットライト効果」という錯覚が影響を与えているとされています。この効果により、自分が注目されていると感じることで緊張し、言いたいことが言えなくなることがあります。脳の働きを理解し、適切なアプローチを取ることで、この状況を改善する方法が提案されています。

    https://www.lifehacker.jp/article/2512-kagshun-nihodoki-03/

  5. 「ADHD」に関するYouTubeの話題です。

    – ADHDとASDの部屋の違いについて5つのポイントが紹介されている
    – 精神科医が「いいもの依存・なんちゃってニーズ・ADHDタックス」などの理由でお金が消える現象について解説
    – 高市早苗が「働いて×5」で流行語大賞を受賞し、ADHDやASDなどの問題に触れたニュース解説が行われている
    – シン・密着ドキュメンタリーの第四十二話では、ADHDの治し方に焦点が当てられている
    – 実際にADHDの人がよくする動き方の特徴について紹介されている

    関連するYouTube検索: https://www.youtube.com/results?search_query=ADHD

  6. 「操作 12 wasd」に関する最新情報です。

    『League of Legends』の開発チームは、12月3日にWASD操作を正式実装することを発表しました。この新しい操作方法は、初心者向けに設計されているだけでなく、プレイヤーに新たな体験を提供することを目指しています。これにより、従来のマウス操作に加えて、キーボードのWASDキーを使った移動が可能になります。また、次のシーズンに向けたゲームプレイの変更点も併せて発表されています。

    https://automaton-media.com/articles/newsjp/league-of-legends-20251202-369298/

  7. 「ADHD」に関するYouTubeの話題です。

    – ADHDに関する究極のクイズがある
    – ADHDについて正直に話すADHD診断
    – ADHDを持つ人からアドバイスを受けることの感覚
    – 発達障がい(ADHD)の特徴についての動画
    – 日本社会におけるADHDや他の問題についてのニュース解説や人生論

    関連するYouTube検索: https://www.youtube.com/results?search_query=ADHD

  8. 「oist adhd oist こども」に関する最新情報です。

    沖縄科学技術大学院大学(OIST)のこども研究所は、ADHD(注意欠陥多動性障害)に関する公開イベントを開催し、女児に対する社会的圧力への支援をテーマに最新の研究と実践を紹介しました。このイベントは、ADHDに関する理解を深め、女児が直面する特有の課題に焦点を当てています。また、OISTは沖縄県内の新興企業支援や産業振興にも取り組んでおり、地域の科学技術分野の産業化を促進するための協定を結んでいます。

    https://article.auone.jp/detail/1/2/5/338_5_r_20251201_1764540568516562

  9. 「使える 12 12 期限切れ」に関する最新情報です。

    タイトル: 健康保険証「12月1日期限切れ」の大誤解!実質使える期限と選べる3つの受診方法とは?

    要約:
    従来型の健康保険証は12月1日をもって有効期限が終了しますが、実際には2026年3月末まで暫定的に使用可能です。12月2日以降に医療機関を受診する際には、いくつかの選択肢があり、受診方法は複雑です。昨年12月以降、マイナ保険証への移行に伴い、新規の紙やプラスチックカード型健康保険証の発行は停止されており、国民健康保険や後期高齢者医療制度に加入している人々の保険証も既に期限切れを迎えています。受診方法を確認し、適切な手続きを行うことが重要です。

    https://toyokeizai.net/articles/-/920131?utm_source=rss&utm_medium=http&utm_campaign=link_back

  10. 「ADHD」に関するYouTubeの話題です。

    – ADHDにおける否定的な自己内言との戦い方について、Dr. Sasha Hamdaniが専門家の回答で解説
    – ADHDの実感について、第41部「What ADHD feels like」
    – ADHDか更年期障害かを見分ける方法について
    – 2chで話題のADHDに関する迷言や毎朝やってしまう行動についての画像付き動画【#shorts】

    関連するYouTube検索: https://www.youtube.com/results?search_query=ADHD

  11. 「ADHD」に関するYouTubeの話題です。

    – ADHDの補足説明が多すぎる問題
    – 感情的に衝動的な人におすすめの方法
    – 専門家によるADHDと基本的なセルフケアについての解説
    – 完全ワンオペで過ごす双子育児の1日のリアルな様子
    – イギリスで成人のADHD診断を受けた経験と質問への回答

    関連するYouTube検索: https://www.youtube.com/results?search_query=ADHD

  12. 「ADHD」に関するYouTubeの話題です。

    – ADHDの脳内が暴走している7つのサインが紹介されている
    – 感情のブレーキが信頼できない場合、ADHDの人に試してほしい方法が提示されている
    – ADHDとASDの特徴の違いについて5つのポイントが比較されている
    – ADHDの生活に関するコミックビデオが紹介されている
    – 冬の始まりの仮眠がADHDの人にとって難しいことについて触れられている

    関連するYouTube検索: https://www.youtube.com/results?search_query=ADHD

  13. 「オンプレミス クラウド 時代」に関する最新情報です。

    この記事では、クラウドサービスの普及が進む中で、再びオンプレミス(自社内サーバー)の重要性が見直されている現状について論じています。特に、大規模障害やクラウドコストの高騰が企業の「クラウド信仰」を揺るがしていることが背景にあります。著者は、クラウドとオンプレミスの特性を理解し、それぞれの利点を活かした最適なワークロード配置が求められていると指摘します。

    クラウドは今後も重要な選択肢であり続けるものの、両者を単純に選ぶのではなく、状況に応じて使い分けることが重要であると強調しています。クラウドが成熟した今、企業はオンプレミスを再評価する機会にあると述べています。

    https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/2511/28/news028.html

  14. 「ADHD」に関するYouTubeの話題です。

    – ADHDの特徴による失敗に関する5つの選択
    – ADHDの影響を受けた趣味についてのリアリティチェック:アイススケートと料理教室
    – ADHDの矛盾を60秒で説明
    – ADHD向けのASMR:脳を溶かす高速でランダムなトリガー
    – ADHDのある場面とない場面の比較:Part 24

    関連するYouTube検索: https://www.youtube.com/results?search_query=ADHD

  15. 「ADHD」に関するYouTubeの話題です。

    – ADHDの特徴にはだらしないと思われることがある
    – ASMRがADHDの人に効果がある
    – 精神科医が選んだADHDの特徴に関する言葉
    – ADHDの子供たちのために見逃されがちなテスト
    – ADHDと集中力に関する動画
    – ADHDとお金に関する精神科医の解説
    – ADHDの読書に関する共感ポイント
    – ADHD家族を支援するコーチングについて
    – ADHDとダンスの関連性
    – ADHDの日常を描いた動画
    – ADHDの子供とスクリーンの使用に関する研究
    – ADHDの車のシミュレーター
    – ADHDについての衝撃的な事実
    – 受験でADHDの薬を使う人が増加している
    – ADHDと大きな感情の関係について
    – ADHDの子供がいる保育園での対応
    – ADHDの症状について混乱することがある
    – ADHDと関係の問題について

    関連するYouTube検索: https://www.youtube.com/results?search_query=ADHD

  16. 「ADHD」に関するYouTubeの話題です。

    – ADHD男性の特徴8選
    – ADHDの症状が境界を越えるときは?
    – ADHDの生活ハック:書類の紛失問題
    – ADHDの人は異なる世界に飛びやすい
    – ADHDと自閉症が互いを隠す(大人のAuDHD)

    関連するYouTube検索: https://www.youtube.com/results?search_query=ADHD

  17. 「ADHD」に関するYouTubeの話題です。

    – ADHDをテーマにしたLOOKBOOK動画があり、ADHDの症状について喋っている気分になれる
    – ADHDを持つ人々が、より良いことを知りながらもやってしまう行動を紹介した動画がある
    – 心理学博士が、先延ばしの原因について語っている
    – ADHDと母親業について、自分が壊れたように感じることをやめる方法について語られている
    – ある行動がADHDの症状であることを指摘する動画がある

    関連するYouTube検索: https://www.youtube.com/results?search_query=ADHD

  18. 「ADHD」に関するYouTubeの話題です。

    – ADHDのあるあるについての話題
    – 不安なADHDについて
    – 専門家が語る、ADHDがシャワーを面倒くさく感じさせる理由
    – ADHDの視点からの体験
    – 感情的な衝動性とは何かについて

    関連するYouTube検索: https://www.youtube.com/results?search_query=ADHD

  19. 「ADHD」に関するYouTubeの話題です。

    – ADHDを持つ人が生産性について信じていた5つの嘘
    – ADHDとASDの違いについて5つの選択肢
    – 大人の発達障害におけるADHDの仕事継続の難しさに関する5つの理由
    – 不安なADHDを持っているか?
    – なぜADHDはシャワーをすることを難しくするのか?Dr. Sasha Hamdaniの専門家回答

    関連するYouTube検索: https://www.youtube.com/results?search_query=ADHD

  20. 「虐待 指導 給食」に関する最新情報です。

    福岡県の私立「松原保育園」で、保育士10人が園児に対して虐待行為を行っていた問題が発覚しました。園側は、6月に設置した防犯カメラの映像に100件以上の不適切指導が記録されていたことを報告しました。特に、給食の時間に多くの虐待が発生しており、具体的には園児に対して食べ物を直接口に運ぶ行為や、食べられない園児に対する暴言、別室での詰め寄り、箸を使って無理やり飲み込ませる行為などが含まれていました。これらの行為は、給食の完食指導や中堅保育士の離職が背景にあるとされています。

    http://www.asahi.com/articles/ASTCP25FHTCPTIPE006M.html?ref=rss

  21. 「ADHD」に関するYouTubeの話題です。

    – ADHDの子供を支える方法についての選択肢について考える
    – ADHDの人がよくする行動についての特徴
    – ADHDを持っていない人を見分ける方法
    – 放課後のメルトダウンについての解説
    – ADHDとASDの重なりや課題についてのウェビナー
    – ADHDの人が趣味を続けるのが難しい理由
    – ADHDの診断についてのウェビナー
    – ADHDは時間と共に高額になる
    – ADHDの人が困る買い物の特徴
    – ADHDの子供に社会的スキルを教えることの有益性について
    – ADHDや自閉症の人が燃え尽きる理由
    – 未診断のADHDの様子
    – ADHDの脳のハック
    – 大人や子供のADHDについての質問に答えるウェビナー
    – ADHDとモチベーションについて
    – 主婦向けのADHDのハック

    関連するYouTube検索: https://www.youtube.com/results?search_query=ADHD

  22. 「ADHD」に関するYouTubeの話題です。

    – ADHDの人の食事の特徴について
    – ADHDの人にオススメできないこと
    – ADHDと自閉症、増加傾向にある?
    – 60秒で説明するADHD
    – ADHDが休息を不快で非生産的に感じさせる可能性はあるか?専門家が回答

    関連するYouTube検索: https://www.youtube.com/results?search_query=ADHD

  23. 「ADHD」に関するYouTubeの話題です。

    – ADHDとASDは真逆の特徴がある
    – ADHDの日常生活で出る特徴5選
    – 実はADHD気味な人の特徴11選
    – ADHDで警察に捕まった経験を持つ人の話
    – 看護師がADHDを個性として捉える考え

    関連するYouTube検索: https://www.youtube.com/results?search_query=ADHD

  24. 「adhd 乱用 勉強」に関する最新情報です。

    韓国では、ADHD(注意欠如・多動症)の治療薬が受験生によって「勉強に集中できる薬」として乱用される問題が深刻化しています。この現象は、大学入試が始まるタイミングで特に顕著で、過去5年間で処方数が倍増しています。親たちは子どもが受験で成功するために薬を購入するケースも見られ、副作用のリスクが懸念されています。また、受験生をパトカーで送迎するなど、受験の重要性が社会全体で強調されている状況です。さらに、日本語を選択する受験生が増加しており、若者の日本文化への関心も高まっています。

    https://article.auone.jp/detail/1/4/8/464_8_r_20251114_1763114122324669

  25. 「健康経営 従業員 仕組み」に関する最新情報です。

    株式会社FiNC Technologiesは、2025年11月14日に「健康経営セミナー」を開催します。このセミナーは、従業員が主体的に健康行動を取るための具体的な仕組みや実践例を紹介する無料ウェビナーです。参加者は、健康経営の課題として「施策の実施後に従業員の参加が続かない」や「主体性が引き出せない」といった問題に対処する方法を学ぶことができます。セミナーでは、形だけの健康経営から脱却し、2026年に向けて従業員が楽しく健康に取り組むためのアイデアを提供します。

    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000366.000027329.html

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