精神科受診って、社会的にもハードル高い
精神科って、受診までのハードルが恐ろしく高いですよね。
きっと、もっと気軽に受診できれば、現代うつや、大人の発達障害で悩む人たち、もっともっと多くの人が救われるんだろうなぁ、と思います。
そういうわけで、自分の経験を共有することで、発達障害で精神科を受診するハードルを少し下げていきたいと思います。
ADHDでも、生活・仕事がしづらいと思ったら、受診することを考えてみてください!
精神疾患を有する患者の総数ってどのくらい
精神疾患患者はとても多いという数字の話
厚生労働省の資料を参考にします。
受診行動まで取ることができた患者数で320万人ですから、精神科受診までのハードルの高さを考えると、潜在的な精神疾患を有する患者はかなり多いことかと思います。
精神疾患と生活習慣病の患者数の比較
ちなみに、万病の元である高血圧については、総患者数が1010万人とのこと。(平成26年)
さらに、検診で引っかかりやすい血糖値で見つかる、糖尿病の総患者数が316万人(平成26年)ということなので、精神疾患患者が意外と多いんだな、というところは感じられるかと思います。
精神疾患で受診すべきだとする考え方の話
うつ病の場合の死亡数
糖尿病を原因とする年間死亡者数
糖尿病が原因で死亡する患者数は年間1万人を超えます。
まぁ、糖尿病の場合は合併症が怖いので、血管系の合併症で死亡した方も含めれば違う数字なのでしょうが。
年間自殺者数は3万人を超える
年間の自殺者数が3万人を超え、交通事故よりも多い、というのはご存知の方も多いことかと思います。
この中で、うつ病を原因とする自殺者は6000人を超えています。
これは気分障害の診断を受けている場合、と考えられますので、受診行動まで取れずに、あらゆる問題を抱えて、自殺既遂された方はもっとたくさんいることでしょう。
体は元気かもしれませんが、精神疾患は高い確率で死に至る、本当に恐ろしい病です。
うつ病は気合いで解決しない
自殺対策として、厚生労働省が本腰を入れているのが、うつ病対策です。
その中でも、早期発見が一つのキーワードとなっています。
つまり、「調子が悪かったら受診しましょう」という、ある意味、当たり前のことなのです。
精神科だと、これがなかなか難しいんですよね。
うつは治療で治るから
うつは、今はいい薬がたくさんあるので、本当に治る病気です。
うつ病の新薬は副作用が少なくなった
精神科系のお薬は、昔は副作用が強くて、なかなか飲むに飲めないところがありましたが、今は副作用もだいぶ緩和されています。
SSRI、SNRI、NaSSAなどの比較的新しい抗うつ薬については、かつての三環系、四環系の古い抗うつ薬より副作用は少ないと言われています。
2015年には、SNRIに分類されるイフェクサーという薬も発売開始されるなど、選択の幅が広がっています。
(ちなみに、イフェクサー自体は新しい薬ではなく、1993年には海外で採用されているんですけどね)
薬剤師のおかげで薬の相談もしやすい
お薬についても、お薬手帳に詳細に薬の効用から副作用まで書かれており親切です。薬局には薬剤師さんもいるので相談もしやすい。
社会的にも、うつが認められつつあり、理解のある会社では長期的な治療のための休暇を許してくれるところも多くなってきたと聞きます。
うつ病は早期発見が大事
うつは悩みすぎず、早めの受診が一番です。
早めの治療であれば、入院が必要ないケースも多く、外来での薬剤調整でずっと良くなります。
まぁ、うつには休養が一番ですけどね。
発達障害も早期発見で対策を考えよう!
発達障害で受診した私の体験談
ここからは、私が発達障害で精神科を受診した経緯を説明していきたいと思います。
体験談が一番参考になるね!
抑うつ症状がつらい
私が受診に至ったのは、半分くらいは鬱の可能性が怖かったからです。
別に、死にたいとかそういう感じではないのですが、朝方、なんだか強い動悸を感じたりする身体症状が出現。
意味もなく早起きしてしまい、かといって仕事の支度をするわけでもなく、ウンウン唸って、まぁ最終的には仕事に行って、だけどなんだか集中できずに仕事でミスが続く、という悪循環が続いたからです。
精神科看護師でも受診の判断は難しい
自分でも、抑うつ状態ではあるけれど、うつ病ではないなぁと感じるところではありました。
まぁ、ぶっちゃけうつだろうがなんだろうが診断名は関係なくて、この状態が続くことはよくないなぁ、と思っていたのです。
それでも1年間は受診をためらった
でも、受診するまでは1年くらいかかりましたね。
ずっとつらいわけではないので、我慢できるし、ミスすることで職場には迷惑がかかりますが、強く叱責するような先輩もいないので、なんとなくやり過ごせてしまっていました。
受診の理由は漠然とした不安感なんかでもいい
ただの不安だって、精神科の治療範囲です。
お薬でよくなりもしますし、受診できたことで、安心する効果もあります。
まずは一度、受診してみることをお勧めします。
コメント
「福島県会津若松市 薬剤師 薬局」に関する最新情報です。
福島県会津若松市にあるいぶき薬局の薬剤師である関陽介さんは、小児薬物療法認定薬剤師の資格を持ち、発達障害に悩む子供たちやその家族にLINEを通じて服薬助言を提供しています。
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